積小為大(せきしょういだい)

雑感

今日は、皆さんに伝えようと思ってきていた言葉を伝えたいと思います。
それは、『積小為大』というものです。
 プラザ萬象の正面入り口の西側に、銅像が建っています。二宮尊徳という江戸時代後期の思想家の言葉です。私たちが小学生の頃には、薪を担いで読書しながら歩く像がほとんどの小学校の前庭に建っていたような気もします。
 そんな銅像に掲げられている言葉が『積小為大』です。積小為大の意味は「小さな努力の積み重ねが、やがて大きな収穫や発展に結びつく。小事をおろそかにしていて、大事をなすことはできない。」というものです。
 一人一人、目標は異なりますし、その大きさも違います。ただ、どんな目標であったとしても、それに誠実に向き合って、小さな努力をすることが大切であるという点では一致しています。
 小さな努力や取組は辛いものです。しかし、それから逃げて、目標を手に入れようとしても叶うものではありません。私たちの生きている社会では、そんな「虫のいいこと」は通用しないのです。
 努力したとしても、たやすく達成できないこともあるには違いありませんが、小さなことを積み重ねるしか、目標につながらないのです。

 小さな取組は、そのときには変化も成果も見えにくいものなのかもしれません。しかし、数ヶ月後には、それが大きな形になって現れてくるものなのです。気づいたときにはもう追いつけないほどの大きな差が生まれています。

 さあ、明後日から35日間の夏休みに入ります。皆さん一人一人が、自らの目標から眼を背けることなく、小さな努力を積み重ねる35日間であることを期待しています。

 8月25日、目標に向かって充実した35日間を過ごした輝くのある皆さんに再会することを楽しみにしています。