2011年9月

出逢い

雑感

 人との出逢いは、その人の人生を大きく変える。いい面でも悪い面でも・・・・・
 8月30日(火)に市民文化センターで「教育フォーラム FOR STUDENT」が開催され、Ⅰ部では本校のOBでもある三代真史さんのパフォーマンスと講演、Ⅱ部では「愛・夢・チャレンジ」のテーマに沿った6つの中学校の発表が行われました。
 三代真史さんについては、皆さん既にご存知のことと思いますが、ジャズダンス分野で世界の第一線で大活躍されておられる方ですが、謙虚で力みのない言葉の中に、いろんな苦しさを乗り越えてきた人としての深さを感じることができました。
 三代さんは、講演の中で、自分の人生にとって大切な3人の方との出逢いについて述べておられました。ここではそれを繰り返して述べることはしませんが、人生に大きな影響を与える方が存在するのは確かです。それは誰にとっても必ずある出逢いなのでしょうが、その時には気づかないものであるような気がします。ましてや15歳前後の君たちにそれを感じることは難しいに違いありません。でも、10年後、20年後、今の仲間との出逢いや先生方との出逢いが自分の人生にとって大きな機会であったと気づくことがあるのかも知れません。
 そんな出逢いは偶然なように感じますが、けっしてそうではありません。
 偶然だと思われる出逢いも、その背景には、真剣に悩み、真摯に物事を考える真面目な生き方があり、出逢いはその中で必然的に準備されていることなのです。
今は分からなくても、そうであるかも知れない以上、私たちにできるのは、今を大切に生きることなのだと思います。そうでないと、大切な出逢いを一生気づかずに過ごしていくこともあるのかも知れません・・・・・・・
 憧れを抱くことの素晴らしさを訴えるとともに、私たち大人の出逢いの土壌づくりと、出逢いを生かしていくための仕組みづくりの大切さを思います。