2019年9月

福井県長期ビジョン説明会

県議会の記録

R1 0927 「長期ビジョン」議員説明会

今日は、「長期ビジョン」に関しての議員説明会でした。

地域戦略部未来戦略課から、下記の項目について、説明を受けました。

長期ビジョン最低に係る意見交換会の状況について
(2)「福井県長期ビジョン」骨子(素案)第1部 将来構想
(3)   〃             第2部 実行プラン
(4)「福井県長期ビジョン」の策定について
(5)次期「ふくい創生・人口減少対策戦略」骨子(素案)

今回の説明を通して、感じたことを記しておきます。
まだ見ぬものについて考えるときに大切なのは、シュミレーション能力です。

20年後を見据えて、いろいろな角度から対応していくことは大切なことなのは確かです。しかし、それで区切られるわけではありません。どこまでを見通してシミュレートしていくのかを考えたとき、2040年という区切りはあくまでも通過点に過ぎません。
その後を引き継いでいく人たちのためには、2040年以降を見据えていく姿勢、さらには、そのための組織がどこかに必要なのだと考えます。
「20年後を考えるだけでも、大変なのに、100年後はとても考えられない」といった趣旨の答弁があったことは、昨日の思いを逆転させられ、とても残念な思いです。

いずれにしても、長期ビジョンだとすると、その後の100年、200年を見通した戦略であることが大切なのでしょう。
 100年後、社会は大きく様変わりしています。その中身は決して明るいものばかりではありません。どちら
かといえば、暗く、重い事柄の方が多いのかもしれません。しかし、いや、だからこそ逃げることなく、立ち向かっていく必要があるのです。

長期的な視点に立って、気がかりなことを挙げるのであれば、


〇確実に消滅都市は出現し、市町の構成や地方の姿は変わっていく。
〇今の状態では、人材の奪い合いが起こる可能性は当然ある。
〇人口減少が進み、近所には、空き家が増え、老老介護が進む。
〇温暖化が進み、海水面の上昇をはじめ、地球全体の姿も変わっていく。
〇豪雨や台風を中心とした自然災害が多発し、命にかかわる。
〇確率的には、南海トラフ地震が発生しているのかもしれない。
 その被害からの復興で、日本がゆれる。
〇老朽化したガス管や水道管の破損による、ライフラインの危機が多発する。
〇家族構成が変化していく中で、包括ケアシステムそのものが、成立しづらくなる。
〇労働人口が不足するため、外国人の確保が必要不可欠となる。
 また人的な不足は、警察、消防、救急、自衛隊等にもおよび、生活の安全・安心の担保が難しくなる。
〇医療、介護などで、人的な面でも、施設面でも厳しい状況になり、当たり前のものが確保できなくなる。
〇外国人の増、また生活権への対応の中で、日本という国の存続について、議論しなくてはならなくなる。
〇食料、エネルギーの自給率が低下するとともに、世界全体での人口増加によって、輸入が難しくなる。

まだまだ、気がかりなことはいっぱいあります。
それらのことを、きっちりと考えていく組織と仕込みが、どこかに設定されて行かなければならないのです。

そのためにも、絶対に必要なこと。それは‥‥・。そのことを12月議会では問いたいと思います。

常任委員会2日目 厚生常任委員会

県議会の記録

R1 0925 厚生常任委員会

今日は、私の所属している厚生常任委員会でした。
実答弁については、もうしばらく後になりますので、印象に残っているもののみ記させていただきます。

R1 9月補正に関して

健康福祉部
 〇福井県こども急患センター  3612万5千円 当初P13
   ・かなりの利用者があり、2階を改修していくわけですが、ランニングコストについては、福井市と県が
    医療としての収入をもとに、按分していくとのことてでした。


所管事務調査として

〇原子力防災訓練
  ・やはり、今回の審議の中心の項目でした。今回の訓練の中から得た課題を明確にし、今後に役立てていく
   ことが、いろいろな表現で示されたわけですが、私からは、最悪のシナリオは想定したシュミレーション
   の必要性と、UPZの8つの病院の患者1400人の12の病院への分散避難について確認しました。
   現実的な範囲での線量においては、1週間の中での避難が想定されており、その間には、十分に対応でき
   るとのことでしたが、実効性のある計画を示し、周知徹底する必要性を感じました。

〇県の原子力政策
  ・この点では、笹岡副委員長より、バックフィットについての質問があったほか、多くの議員から国の方向
   性についての苦言も含めた、質疑が相次ぎました。
   私からは、国の役割であるとは言え、県が説明責任を担う、中間貯蔵施設地決定に向けての進捗状況を伺
   いましたが、曖昧な答弁に終始したような気がします。

〇敦賀市の樫曲の民間最終処分場について。
  ・水質指標の生物化学的酸素要求量(BOD)と全窒素の2項目が国の基準をクリアしていない。の現在の状
   況。産業廃棄物特措法が2022年で切れることに対しての、手立てを伺いました。それに対して、着実に2
   つの値は減少しいる。2022までには、クリアできるとの見通しとことでした。

〇医療的ケア児に関して
  ・自宅で訪問ケアを受けている子どもたち119名の中で、幼稚園、小中学校へ通いたいと考えている子ど
   もたちの数をどのように把握していくのか伺いましたが、教育委員会の所管であるということでした。こ
   こに、まず一つ、児童福祉と教育の間(はざま)を感じました。
   また、新聞報道にもあったように自宅で生活し、頻度の高い入院を繰り返す場合の、支援の在り方ついて
   も、伺いました。入院中は、完全看護のため、付き添うことはないと認識していたとのことで、改めて現
   状を確認していくとのことでした。ここでの医療と福祉の間の問題も大きなものがあることを再確認しま
   した。

〇児童相談所の課題について
  ・虐待や児童養護の面で注目されている児童相談所ですが、もう一つ、反社会的な児童の位置保護の場でも
   あります。家庭や実社会の中で、周りの誘惑や家庭の状況によって、生活が崩れていく生徒、それを支え
   きれない家庭を目にしてきました。その子たちが児相の一時保護の生活の中で、自分を見つめ落ち着きを
   取り戻した事例も少なくない訳ですが、いろいろな不安定な状態がしばらく続いていく生徒も見てきまし
   たし、その子たちの一時的な生活の場として考えたとき、現在の児相の施設形態では、対応しきれないの
   を感じてきました。
   タイミングを逃し、その子の生涯にかかわる大きな問題に発展したこともあります。それだけに、児相の
   一日も早い改修と施設整備が求められることを訴えました。



                     

常任委員会分科会1日目

県議会の記録

R1 0924 常任委員会1日目

常任委員会では、補正予算の委員会所管部分の審議。提出議案での委員会付託議案の審議。請願の委員会付託の審議。そして、委員会の所管事項についての審議を行います。
 今日は、総務教育常任委員会と産業常任委員会が開催されました。
私は、総務教育常任委員会を傍聴しました。
午前中には、教育委員会。午後は、地域戦略部における上記のものの審議でした。

【教育委員会】
豊北教育長からの報告の柱としては、「教育に関する大綱(案)」「学校の業務改善」「いじめ・不登校」「ふるさと教育」「プログラミング教育」「特別支援教育」「丹南地区の高校再編」「高校入試」「小中学校の学力向上」「小学校の教科担任制」「読書活動の推進」「福井インターハイの準備」「茨城国体」がありました。
全ては、書ききれないので、印象に残っているもののみとなりますが、書き記したいと思います。

 〇教育委員会からは、「政策トライアル枠予算を活用した教育関係事業(10事業)」の一覧も示されました。
これは、議会に示さなければならないものではありませんが、各部に付託された1000万をどのように活用していくかを知る上では、とても参考になり、教育委員会の「オープンに、誠実に」という思いが伝わってきました。その中では、毎年、現場を悩ませているものの一つである福井県独自の学力調査である「SASA」の採点業務と分析処理が外部委託になるという、ある意味嬉しい事業が明確にされました。もう一点、新聞報道にもスクールロイヤー(学校関係の弁護士)の配置を国が決定したことが掲載されていましたが、福井県としても、学校からの相談に対して法的に立場からアドバイスする相談会を実施したり、いじめの予防授業を実施するための事業が示されました。
 〇やはり、「教育に関する大綱(案)」についての審議。この大綱の中では、「基本理念」が掲げられているのですが、とても共感できる内容で、この理念を具現化することができれば素晴らしいし、そのために頑張らなければという思いを強くしました。ただ、私の考えとしては、一点言いたいことはあります。それは、12月議会に述べたいと思います。「目指す人間像」も示されています。これに関しては、やや総花的ではあるのですが、分かりやすい構成になっているのは確かです。そのための環境づくりにも言及してあり、今年度策定される「教育振興基本計画」の中に、具体的にと取組みが示されていくのが、とても楽しみでもあります。
 〇教員の働き方改革という点で、「業務改善推進対策」も提案されました。その中で気に掛かったのは、「勤務時間シフト制の導入」です。1日の勤務時間を変更せず、個人の勤務状況により、通常(8:00~16:30)と遅番(9:30~18:00)に分けるというものですが、さて、どうでしょう。朝の学校は、すべきことが一杯あります。全職員でかろうじてスタート体制を整えている中で、厳しいものがあります。また、部活動は、下校指導まで終えると19:00です。18:00ではカバーしきれません。正式な決定までに、現場の声を精一杯吸い上げていただきたいと思います。
 
【地域戦略部】
近松総務部長からの報告の柱は、「長期ビジョンの策定」「北陸新幹線の整備促進」「並行在来線」「県都のまちづくり」「嶺南地域の交通ネットワーク」「市町の協働」「県民活躍の応援」「社会貢献活動の参加拡大」「結婚の応援」「AIおよびRPA(ロボットソフト)」「嶺南エネルギーコースト」でした。いずれも、県全体の姿にかかわる大きなものばかりで、かなりの時間でした。その中で、山本文雄議員、山岸猛夫議員、佐藤正雄議員の発言は、県政のこれまでの流れの中で、現在の事業を捉え、その課題を明確にする素晴らしい内容であり、とても勉強になりました。私自身、これまでの流れを知ろうとする努力がどれだけできていたのかと反省させられる時間でもありました。
 〇中でも、興味深いのは「長期ビジョンの策定」です。2040年を目途として、あらゆる角度から将来を見通していくというものではありますが、それは、中期ビジョンなのだとも思います。100年、200年を考えて政策を立てていく部分も必要なのでしょう。だから、シャドーキャビネットでもいいけれど、どこかでその場を設定していく必要を感じます。
 〇「県都のまちづくり」も興味深い内容でした。福井市という県都をいかに発展させ、人口減少の防波堤にしていくかは、重要な課題でもあります。その中で、駅前開発等のこれまでの歴史を耳にでき、とても有意義な時間でした。
 〇印象に残ったのは、「嶺南振興局」の姿勢です。そこから提出された「嶺南地域公共交通網形成計画(骨子案)」。まだ、煮詰めていくべきことはあることとは思いますが、このような構成を考えられる人は頭がいいなとつくづく思います。これからの嶺南をよろしくお願いします。


つらつらと書きましたが、明日は、私の所属する「構成常任委員会」です。

最後に、明日、確認したいと思っている事柄を示しておきます。どこまでできるかな?

R1 9月補正に関して

健康福祉部
 〇福井県こども急患センター  3612万5千円 当初P13
   ・当初予算で 739万2千円がくまれているが、それと今回の補正との関係は。
     設計費として
   ・現在の利用数の状況は。
   ・利用環境の改善とは、具体的にどのような内容なのか。
   ・こども急患センターと、福井市休日急患センターとの関係性については、どのようになっている   
    のか。職員・医師・看護師。そして、ランニングコストの面で。


安全環境部
〇【第64号議案】
   モニタリングポスト等通信多重化事業 1億65万6000
   ・可搬型モニタリングポストの有効性について、説明を求めたい。
   ・現在の状況と必要性を説明いただきたい。

 〇【第63号議案】
   電力線量計測衛星通信機器  1億9116万
   ・詳細を伺う


所管事務調査として

(1)原子力防災訓練
  ・UPZ県の避難計画の策定を今後どこまで現実性のあるものにしていくのかが重要。
   UPZ内には県内7市町と岐阜県を含め、約29万人の住民が居住しています。その内、今回の訓練の避難
   者としての参加は1,033人、実際の住民の0.4%でありましたが、実際には相当数の移動が想定され、それ
   による道路の混雑は大変なものになることが予想されます。時間と天候にも左右されることを考えると、
   道路寸断によって孤立した住民の避難方法も含め、更なる安定した避難のあり方を求めていく必要があり
   ます。
  ・今回の訓練の総括・結果を今後の訓練にどう生かすか、そして避難方法の確立と住民への確実な周知・徹
   底をどのように考えるか。今回は、6弱の地震ということであったが、想定する事故・災害をどのように
   設定していくのか。どこまでを想定して、どこへどのように避難していくのか。
   また、最悪のシナリオは想定しているのか。
    行政と企業とが共同でシミュレーションするだけではなく、住民参加であったことを考えると、いずれ
   にしても、参加した住民にしてみると、設定があいまいという思いが残ってしまう。
  ・外国人への対応として、具体的にどのような手立てを考えているのか。
  ・また、生活弱者への対応について具体策はあるのか。
   特に、福祉避難所を必要とする方たちへの対応はどのように考えていくのか。
  ・また、UPZの8つの病院の患者が12の病院へ分散して避難する計画だが、1400人の受け入れ場所、さら
   には移動手段について、「非常時の対応として、できるような対策を積み上げていきたい」との答弁であ
   ったが、具体的な内容については、どのような流れで、設定されていく考えなのか。流れだけでよいの
   で、聞かせていただきたい。

(2)県の原子力政策
  ・国の役割であるとは言え、立地県として県民への責任はある。
   県として、国へ何をどのように働きかけていっているのか。県民への説明責任は果たされているのか。
  ・中間貯蔵施設の計画地点確定作業の進捗状況は。
  ・乾式貯蔵施設に対する方向性は。
  ・特重対応の状況は。

(3)幼児教育無償化について
  ・現時点での把握数は。
  ・本件独自の具体的な拡充策の中味。人数と予算。
  ・他県の状況は。
  ・幼稚園の「預かり保育」辞退はないのか。
  ・給食費の680円問題。
  ・県内に認可外施設は、いくつあるのか。
  ・保育の質の問題はないか。特に、認可外施設

(4)介護人材の確保対策
  ・介護人材確保の状況と必要数等の全体像、今後の見通し。
     施設数・現有数(正規・非正規)・需要数の推移・不足数の推移
  ・その中で、不足数を確保する手立ての方向性
     現有維持・育成数と手立て・外国人介護士の確保・ロボットの導入

(5)嶺南における健康づくり施設の整備
  ・県内の健康づくり施設の状況。
   4つの圏域ごとの施設数の状況を伺いたい。
  ・嶺南といっても、若狭と二州という分け方の中ではどうなっているのか。

(6)視察を通した県施課題
  ・介護ロボットの開発と普及
   本件の状況について

(7) 保育士の確保について
  ・保育士試験の状況
    受験者数、合格率、本県の勤務状況
  ・神奈川県の事例
  ・潜在保育士の把握の進捗状況は。

(8)今後の想定される自然災害への対応状況。
  ・災害の内容
  ・本県の被害対応
  ・他県への救援対応
  ・国全体のライフライン確保

(9)敦賀市の樫曲の民間最終処分場について。
  ・水質指標の生物化学的酸素要求量(BOD)と全窒素の2項目が国の基準をクリアしていない。の現在の状
   況。
  ・産業廃棄物特措法が2022年で切れることに対しての、手立ては。
  ・費用面の問題。
  ・環境面の不安。

(10)医療的ケア児に関して
  ・現状の把握 
   自宅で訪問ケアを受けている子どもたちの数は。
   その中で、幼稚園、小中学校へ通いたいと考えている子どもたちの数
   その把握の方法は。
  ・その把握をどこが窓口となってやっていくのか。それが、ハザマの意味。
  ・ケアラボなどの私立の機関に通っている医療的ケア児の数は。
   具体的にケアラボには、何人。10数名が通っているとのことだったが、
   医療センター(療育センター)の数。それらは、どこにカウントされているのか。
  ・レスパイト入院の状況
   需要の状況は。 
  ・デイサービスの状況は。


策定・改定予定の行政計画の検討状況

〇第3次福井県元気な子ども・子育て応援計画
  ・育休取得などへのサポート
  ・職場復帰のサポート
  ・保育の面の受け皿 待機児童の数はゼロになっていくのか。
  ・医療的ケア児への対応、保護者のサポート
  ・児童クラブへの支援めサポート
  ・親自身の手で子育てする仕組みづくり 具体的な内容

〇福井県社会的養育推進計画
  ・県内児童養護施設の状況
   施設数・受入数・県内の設置バランス
  ・児童相談所の施設整備計画
   改修・新築の具体的な計画
   一時保護の場としての担保

〇医師確保、外来医療計画
  ・8/5の地域医療審議会の審議内容。
   目標の在り方を圏域ごとに示してほしい.
  ・ドクタープール制度の進捗状況
   4200人をリストアップしているとのことだが、具体的にどのようなアプローチをしているのか。
    ットやパンフレット等の資料があれば、見せてほしい。
  ・医師不足の地域への医師派遣を強化するために、制度を拡充するとのことだが、具体的に制度の中味と拡
   充の方向性を伺う。

一般質問終了

県議会の記録

R1 0919 一般質問内容
答弁内容は、後日に掲載させていただきますので、ここでは、12個の質問内容を掲載します。

1 学校における教員の未配置の問題に関して 

(1)本県の教員未配置の状況について、実態をお伺いするとともに、今年度・来年度中に産休取得を希望する職員
は何人いて、その代替え措置はどのように進められているのか伺います。

2 放課後児童クラブの課題  

(2)放課後児童クラブの職員の8割以上が非正規となっている理由と今後の方向性を伺うとともに、市町によって
担当部局が異なることについて、その考え方の違いをどのように分析されているのか、また、県としては、ど
のような方向性を持っているのか所見を伺います。

(3)人的な配置を見直しや今後の取組みの強化について方向性を伺うとともに、市町に委ねられている児童クラブ
に対して、どのように県の指導力を発揮していくのか、所見を伺います。


3 医療ケア児の保育と教育について  

(4)本県の平成30年度の医療的ケアが必要な子どもたちは119人です。
  この子たちの教育や保育の現状をお伺いします。

(5)医療的ケア児に対応できる看護師の養成について、その現状とこれからの方向性を知事に伺います。

(6)レスパイト入院の場も必要であると考えますが、その場はどのように確保されているのか伺います。

(7)今年度新たに策定する教育大綱において、医療的ケア児の課題に対して、どのような方策を盛り込むのか、知
事の所見を伺います。

4 中学校部活動の課題と方向性  

(8)「教育活動」「学校管理下」「教育課程」さらに、(生徒の実習、学校行事、職員会議、非常災害や児童生徒
の指導に関し緊急の措置を必要とする場合以外には超過勤務を命じられないとする)「超過勤務限定4項目」
との間で、部活動の位置づけをどのように捉えておられるのかを伺うとともに、職務命令として、部活動の顧
問を命じられる明確な方向性と根拠を示していただきたいと思います。

(9)この部活動数削減についての方向性と課題を伺います。

(10)強化練習や外部のイベント参加等での名目で有名無実になっているとも耳にしています。公平性を期すため
に、今後どのような手立てをとっていくのかを伺います。

(11)どのように部活動指導員を確保していくのか、その手立てをお伺いします。

(12)顧問の負担を軽減するために部活動支援を具体的にどのように進めていくのか。また、目標設定の考えも含
め、今後の方向性について、所見を伺います。

一般質問に向けて

県議会の記録 私の考え

R1 0914 一般質問のポイント
 
今回の一般質問は、以下の4項目を考えています。

1 学校における教員の未配置の問題に関して
2 放課後児童クラブの課題
3 医療ケア児の保育と教育について
4 中学校部活動の課題と方向性
 
「分割方式」ですから、それぞれの項目ごとに、答弁を受けます。
 

それぞれについて、ポイントは、次の通りです。
 
1 学校における教員の未配置の問題に関して
 ただでさえ余裕のない学校現場にとって、予定された職員が配置されないということは、大きな問題です。
 その中でも、産前産後休暇、また育児休暇の取得について、その代替え教員の確保を中心に、本県の教員未配
 置の状況について、実態をお伺いし、その代替え措置について伺います。
 一方で、年度の途中から講師を確保することが難しいことは、誰が考えても当然のことです。それを克服するための手立てについて、提案させていただきます。
 
2 放課後児童クラブの課題について 
 県全体での児童クラブの職員の正規・非正規の状況は、正規が233人、非正規が1075人となっており、8割以上が非正規となっています。緊急時の責任主体を考えると難しい状況にあります。
また、児童クラブに関して、教育委員会が担当課となっている市町が5市町、福祉部局が担当課となっている市町が12市町となっています。そこで、職員の8割以上が非正規となっている理由と市町によって担当部局が異なることについて、県の方向性を伺いたいと思います。
 さらに、学年も異なり、いろいろなニーズを必要とする子供たちが同じ空間の中で過ごすことになるわけです。人的な配置を見直しも含め、どのように県の指導力を発揮していくのか伺います。
 
3 医療ケア児の保育と教育について
 医療的ケア児とはその名の通り、医療的ケアを必要とする子どもたちのことで、様々なケアの種類がありますが、共通しているのは、何らかの医療デバイスつまり、医療的な装置や器具によって身体の機能を補っている状態であるということです。新生児医療の発達を背景として新たに生まれるようになった医療的ケア児は、「新しいカテゴリー」の障害児であるともいえます。現状を確認する中で、今年度新たに策定する教育大綱において、医療的ケア児の課題に対して、どのような方策を盛り込むのか、知事に所見を求めたいと考えます。
 
4 中学校部活動の課題と方向性について 
 その難しさは、部活動の位置づけにあります。最終的には、職務命令として部活動の顧問を命じられるかという点です。それを確認する中で、部活動における負担軽減策について、議論したいと思います。
 いずれにしても、この部活動の課題を克服しない限り、現状のままでは、2021年を目途として掲げた、20時までの退庁、時間外勤務80時間以上0人を達成することは難しいように思います。
今後の方向性についても伺いたいと思います。
 
質問時間は、質問20分、答弁20分の 計40分。
再質問の時間があれば、有効に活用したいとも考えます。
 
配布資料も準備したいと考えています。
 
いろいろなご意見をお待ちしています。

9月議会 代表質問

県議会の記録

R1 0911

今日は、代表質問。各会派が提言と質問に立ちました。しかし、会派といっても、現在は、「県会自民党」と「民主・みらい」の2会派で、ちょっと寂しい気がします。時間は、県会自民党が58分の割り当て。民主・みらい は35でした。
 我が会派は、会長の西畑ちさよ議員。
➀ 知事の政治姿勢について
➁ 行財政改革について
➂ 高速交通体系について
➃ 原子力行政について
➄ 福祉行政について
➅ 産業行政について
➆ 農業行政について
の7項目を取り上げました。
尚、県会自民党は、13項目でした。

 今、課題と捉えているものは「これです。」と示すことは大切なのだと思います。
ただ、議論の形にするのは、一括質問という形の中では難しいと感じます。

その後、一般質問の順番が決定しました。各会派の代表がくじ引きで、メンバーの順番を決定します。
なんと、私は、17番目で、一般質問2日目の最後。つまり最終の質問者となりました。
 一般質問の内容については、後日、お伝えします。

                

9月議会開催

県議会の記録

R1 0909

いよいよ9月議会の開催です。
今日の本会議では、日程等の確認の後、知事の提案理由説明がありました。
内容は、盛沢山です。 ‥‥の後は、私の印象です。

・豚コレラ対策‥‥‥2度に渡る越前市内の養豚場で、感染が確認されたことは、大きな問題です。全て殺処分と
          なっていますが、近隣の方の思い。養豚農家の思い。
          少なくとも、次に向かう支援は不可欠です。二度と繰り返すことの無い対応が不可欠です。
・福井県長期ビジョン‥‥年度内にまとめることになりますが、どこを見据えるのか? 2040年ではあるけれ
          ど、「アキレスと亀」のパラドックスに思いがいきます。
・北陸新幹線の整備促進‥いよいよ今月、軌道のレール2000本が敦賀港から陸揚げ予定とのこと。着実に近づ
            いている開業。それまでに、悔いを残さない街づくりをしなければ、焦る思いを抑えて
            確実な形を目指さなくては。
・観光・まちづくり・‥恐竜博物館、東尋坊は、確かに観光拠点です。御食国も視野に入っています。ここに敦賀
           の名前が出てこなければ。
・県都のまちづくり‥‥福井市との緊密な連携は大切。県都が元気でなければ。ただ、それだけにならないよう、
           しっかりした提案力が必要だと感じます。
・スポーツ振興‥‥‥‥昨年の国体のムードと勢いを繋いでいくことが大切。イベント中心ではなく、土台作りを。
・移住・定住の促進‥‥若い人だけではなく、あらゆる年代をターゲットにしていくためには、オンリーワンの魅力
           と仕掛けが不可欠です。
・幹線道路整備‥‥‥‥中部縦貫自動車道。その効果は、とてつも大きなものなのは、間違いありません。
           舞若道にも大きなチャンスがあります。
・農林水産業の振興‥‥なんといっても、農林水産は、福井の大事な産業。まずは、県民がそれを応援する思いと姿
           勢が大切なのでしょう。
・経済・産業の振興‥‥なんといっても「人」です。どの分野にも「人」が必要。バランスよく「人」を育てていく
           こと。教育の力も大きいです。
           外国人労働者も、大切な人材です。人を大事にする県であることが根っこに必要です。
・子育て・教育・‥‥‥「福井県子ども・子育て支援事業計画」の策定、「新教育大綱」と「教育振興基本計画」とい
           う大きな柱づくり。大切な取組です。
・県民の活躍支援‥‥‥若者を中心に、全て県民が、自分の能力を生かしていくことが活性化に繋がります。アイデア
           と行動力、実効性が求められます。
・原子力政策‥‥‥‥‥国と切磋琢磨する姿勢の中で、安全で安定した取り組みが求められます。地域振興に不可欠な
           だけに、足を止めることはできません。
・行財政改革の推進・‥既存事業についてゼロベースによる見直しを行う予定とのこと。しっかりと見据えていきたい
           です。

 一般会計の補正予算規模は、7億円。本年度予算額の累計は、4,950億円