2021年6月

北川の一般質問の骨子

県議会の記録 私の考え

6月議会での北川の一般質問骨子です。
6月24日(木)の最期の質問者となりました。15時頃なのだと思います。

大切な3つの視点からの質問です。ご意見等意見等いただければ幸いです。

今回の1 教員確保について
    
教員確保の・配置・採用の考え方について、議論したいと思います。
教員確保に大きく影響する要素の一つが、教員採用試験です。

➀福井大学との連携についての在り方を伺うと共に、今後の教員採用における方針・方向性について伺います。

大きな課題は、倍率というよりも希望者数の減少です。その分析をする中で見えてくるのは、教育現場の厳しい労働環境の実態です。
ここまで、取組みが進んできている今、大切なのは、80時間超となっている先生方の勤務実態を個別に把握し、平準化が本当にできるのかを検証することです。強引に数値目標ありきで進めることは、教育行政への不信に繋がります。

➁客観的な勤務時間の把握の現状と運用面についての市町や管理職への指導等に関する県教委の対応を伺うとともに、把握している個別の事由について伺います。

教員採用数は、退職者数、児童生徒数つまり学級数を元に、必要教員数を算出し、確定しますが、それ以外にも、今後の教員確保に関して、懸念される事柄、視野に入れるべき事柄は少なくありません。
これらのことを考えると、今、しっかりとした「教員確保計画」を策定しなければ、いずれ、教職員が不足すると同時に、いろいろな面でのアンバランスをきたし、管理職や必要教科教員の不足にも繋がります。早急に明確な計画を策定し、見通しをもった採用を行っていく必要があると考えます。

➂少なくとも、10年スパンの教員確保計画を策定していく必要があると考えますが、現在の状況と今後の取組みについて伺います。

2 医療的ケア児への支援について

6月11日に参院本会議で「医療ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が全会一致により可決されました。着実に、医療的ケア児に対する対応が進んでいることを高く評価するとともに、行政の努力にも敬意を払います。
本県でも、3月に「医療的ケア児の学校生活に関するガイドライン」が示され、学校における対応内容が詳細に示されました。この「ガイドライン」は、医療行為や対応の詳細なマニュアルになっているという点では、大変有効なものとなっているのは、間違いありません。

その中で、何点か伺います。
まず、通学についてです。
本来ならば、介護タクシーの利用がなされるべきで、大阪府では、看護師らが同乗した介護タクシーの費用を公費で負担し、通学を保障していることを考えると、大変大きな格差を感じざるを得ません。
➃本県の医療的ケア児の通学の現状を伺うとともに、今後どのように改善がなされていくのか伺います。

次に、進学についてです。
親の思いは、自分の人生よりも、我が子の人生を優先します。しかし、そんな親の思いに甘え、普通の働く親であることを認められない状況を生み出してはならないと思います。

⓹国や県の支援の方向性に反して、保護者の同伴を求めるローカルルールを設定している保育園や学校はないのか伺います。

看護師確保はどのようになされているのでしょうか。学校や幼稚園、保育園が個別に看護師を確保するというのでは、相当な負担となります。
 他県の事例を参考に、県内での適正な看護師確保について検討することが必要と思います。

➅医療的ケア児の受入れに必要な看護師確保について、県全体で確保して学校に派遣するなど、学校や園の負担軽減のための支援をすべきと思いますが、所見を伺います。

最後にレスパイトの状況について伺います。
➆一時も目を離すことができくず、日々の睡眠時間が4時間という方も存在している現状に対して、レスパイトの場や回数の改善はなされてきているのでしょうか、現在実施している対策を伺うとともに、今後の改善方針について伺います。

県の事業として、医療的ケア児の保育園入園支援事業が紹介され、徐々に、医療的ケアに対する認識が高まっているのは明るい材料ではありますが、他県の支援体制に比べれば、まだまだ遅れをとっています。
国の報酬改定が大きなものであるのは間違いありませんが、大きな課題である看護師人材の確保も含め、常に声をあげていくことが大切なのだと、改めて感じます。

3 サイバー犯罪への対応について
 
 サイバー犯罪、特にサイバーテロと言われる重大なサイバー犯罪にに対する取組みについて伺います。
令和3年3月に発表された警察庁の資料「令和2年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」によると、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴うテレワークの実施やキャッシュレス決済の普及など、サイバー空間が、日常生活を含む様々な活動を営む場となりつつある中、新たなサイバー犯罪やサイバー攻撃が国内外において発生している状況にあり、サイバー空間における脅威は、極めて深刻な情勢。」と示されています。

➇県では多くの個人情報を取り扱っているので、各種システムの安全性を高めることが必要ですが、テレワークが進められていく中、県としてサイバー犯罪に備えた情報セキュリティ対策はどのように進めていくのか、伺います。

➈また、現時点の県内の重大なサイバー犯罪の被害状況を伺うとともに、さらに進んでいくであろう、サイバー犯罪に対しての対応方針、特に、行政機関の個人情報保護、医療機関の命に関わる機能の安定確保、本県の原子力発電等の安全確保、その他の医療機関やライフラインの安定と安全の面から伺います。

サイバー犯罪対策について不安なのは、人材確保の面です。対応できる人材が限られているだけに、人材の奪い合いとなっているのは間違いありません。

➉犯罪集団の能力が格段に進んでいく中で、警察としても、それ以上の特殊技能をもった職員の確保が求められるわけですが、その確保と育成についての方向性を伺います。

6月議会 代表質問

県議会の記録

R3 618 代表質問

今日は、県議会の代表質問でした。
県会自民党は、仲倉会長と力野議員、民主・みらいは辻会長が質問に立ちました。
代表質問は、直近の課題を広く取り上げます。どうしても重なってしまう質問もあるのですが、色々な視点が感じられて、とても有意義な時間でもあります。
本会議終了後、一般質問の順番決めがありました。県議会では、議会運営委員会での決定となるので、会長と幹事長がクジを引いて決まります。
その結果、私は、一番最後の質問者となりました。ということで、6/24(木)の午後15時頃から40分間です(質問20分、答弁20分)。
いい時間になりますように・・・

私たちの会派の代表質問骨子を記します。 実際の答弁(実答弁)は、後日、掲載させていただきます。

6月定例会 民主・みらい 代表質問

1 知事の政治姿勢について

(1)新型コロナウイルス対策

(1)希望する12歳以上の全ての県民の接種完了を10月末と設定した知事の決意、それを実現させていくための根拠を伺う。
クラスターが発生しやすい業種の方に対する優先接種について、所見を伺う。
(2)大学での接種、職域接種の動向と県のサポート体制を伺う。
市町や大学、企業、さらには県による接種が進められる中、県内における効率的なワクチン接種体制をどう確立するのか、所見を伺う。

(2)JRの減便方針への対応

(3)今回の減便といった性急な合理化を回避するため、「乗る運動」など市町と連携してどのように取り組むのか伺う。
本県の地域鉄道が抱える課題、それに対する県の方向性について、知事の所見を伺う。

(3)40年超原発再稼動と使用済み核燃料中間貯蔵施設

(4)知事は、最終的にどういった判断により再稼働を同意されたのか伺う。
40年超の運転となる原発について、今後の課題をどのように認識しているか、伺う。
(5)再稼働に際し監視を強化するとしていますが、どのような監視体制をとり、県のチェック機能がどう働いているのか、所見を伺う。
(6)各原発、さらには号機ごとに、それぞれ議論の中身やウエートが違っており、十分な議論を尽くすには、各号機ごとに議論・判断することが必要ではないかと考えるが、知事の所見を伺う。

2 行財政改革

(1) 男性の育児休業取得

(7)男性の育児休業取得率が大きく飛躍した要因についてどう分析しているのか伺う。
男性職員の育児に伴う休暇・休業取得100%に向けた課題と取り組みについて、所見を伺う。

3 エネルギー行政について

(1)地域における再生可能エネルギー

(8)今回の法改正を受け、今後、県の再生可能エネルギーの導入目標をどのように定めていくのか、また市町の定める目標とどう連携させていくのか、所見を伺う。
(9)再エネ活用地域振興プロジェクト事業が停滞している原因をどのように考えるか伺う。
エネルギーの地産地消や地域活性化を軸とする、地域における再生可能エネルギーの導入促進の施策を今後県としてどう進めていくのか、所見を伺う。

(3) 福祉施設等における広域避難

(10)これまでの3者の説明のズレをどう考えるか、また、どのように福祉施設における広域避難の実効性の確保を図るのか、改めて所見を伺う。

4 福祉行政について

(1)ヤングケアラーへの支援

(11)県内におけるヤングケアラーの状況について伺うとともに、今後、関係機関がどのように連携し、支援体制を構築していくのか、所見を伺う。

(2)地域包括ケアシステムの構築

(12)県内における生活支援・介護予防サービスの提供体制、地域包括ケアシステムの現状を伺う。
誰もが安心して暮らせるよう、地域格差なくこうしたサービスが提供される体制を築くため、県として今後どのように取り組むのか、所見を伺う。

5 産業・雇用行政について

(1)コロナ禍における飲食業への支援

(13)マスクを配布したことに対する飲食店の反応や県が設置するマスク会食サポートセンターへの相談内容を伺う。
  マスク会食に取り組まない店への誹謗中傷への懸念に対して県はどう対応するのか、所見を伺う。
(14)GOTOイート利用券の換金について、現状どの程度の期間を要するのか、資金繰りに苦しむ飲食店を支援するためにも改善することはできないのか、所見を伺います。6 農業行政について

(1) いちほまれのブランド化

(15)コロナ禍において首都圏での認知度アップに向けたPR戦略をどのように考えるか伺う。
生産者の拡大、広告協力金徴収の廃止といった生産者からの要望をどう受け止めるか、所見を伺う。

7 土木行政について

(1) 道路整備プログラムとまちづくり

(16)県は、慢性的な渋滞が発生している国道8号線や主要幹線道路における課題をどう認識し、事業化を検討する道路については、どういった機能、役割を重視すべきと考えるのか、所見を伺う。

8 教育行政について

(1) 教員の働き方改革

(17)現時点における時間外勤務の削減状況を伺うとともに、今年度末までの目標である時間外勤務80時間超ゼロの達成見込みについて、教育長の所見を伺う。
(18)文科省の方針に基づく地域部活動への移行について、これまでの進捗状況と今後のロードマップを伺う。

9 公安行政について

(1) 交通事故対策

(19)大津事故を受け、これまで確認された未就学児の移動経路や小学校児童の登校路の危険個所において、どのような安全対策がどの程度まで講じられてきたのか伺う。
(20)ドライバーの規範意識を向上させる

令和3年6月議会が始まりました

県議会の記録

R3 611 6月議会開会

令和3年6月議会が開会しました。
選挙によって、第103代議長には鈴木宏紀議員(県会自民党)、副議長には宮本俊議員(県会自民党)が選出されました。
新しい布陣でのスタートとなります。
知事の提案理由説明の中で柱となっていたのは、
◯コロナ対応、特に、生活支援、事業者支援、観光業者での取組み。
◯北陸新幹線や並行在来線、ローカル線状況。◯防災、原子力政策。
◯そして、特にインパクトが強かったのが、これまで曖昧なまま進んでいた休日部活動のモデル地区ですが、運動部は鯖江市と美浜町、文化部は敦賀で進めていくということが明らかになりました。

共創会議も6/21に敦賀市で開催されるとのことで、いろんな意味で、敦賀市の取組みに注目される年になりそうです。
私たちの会派「民主・.みらい」ですが、代表質問の骨組みは完成し、いよいよ一般質問の仕上げに入ります。取り上げたい内容はたくさんありますが、この時期を外せないものを優先して考えていきます。