2013年6月24日
授業に その4
再度、感じたこと、大切にして欲しいこと、確認しておきたいことを何点か挙げます。
(1)「勝手な発言」と「つぶやき」を混同しないこと。
教師の言葉に対して、連想したり、思いついた言葉を咄嗟に口にする生徒がいます(時にはウケを狙って)。それは「勝手な発言」です。漫談をしているかのような反応の早さ、テンポとノリのよさで、笑いが起こり、いい雰囲気の授業なんだと勘違いしてしまうこともあります。しかし、それはえてして間違った認識です。
一方で、子どもたちのつぶやきは大切です。一つのつぶやきによって授業の核心に迫ることができたという経験はだれしもあるものです。
「勝手な発言」と「つぶやき」その違いは簡単です。『真面目に課題に向かっているか』ということなのだと思います。授業はもっともっと真面目なものなのです。そこには知的な面白さが漂っていて欲しいのです。
勝手な発言や私語を認めていくことが、バタバタ感をもたらします。勝手な発言なのに、たまたま授業にヒットした時だけは取り上げるといったムシのいい姿勢はやめましょう。
(2)「本時の課題」と「本時の目標」と「問題」と・・・
○「本時の目標」 ・その時間に達成しうるだろうと考える「ねらい」を具体的に表したもの。
○「本時の課題」 ・この時間に解決・達成していこうとしている内容
・私たちが枠で囲い、明確に示そうとしているのはこれ!
○「本時の問題」 ・課題を達成するために、突破口として提示する(考える)材料
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※ うるさい環境(無駄な音が耳に入ってしまう環境)の中では、心は育ちません。
休憩時間の奇声・大声は無くしましょう。定点指導の中で、是非注意をして下さい。
○不要な言葉、必要以上の大声、必要のない奇声は学校には似合わないものです。
※ 学びを共有するための言葉・・・・・・使ってくださっていますか? 一人称複数
「私たちが今考えようとしているのは・・・」
「私たちが解決しようしているのは・・・」等 是非使って下さい。
※ 忘れ物をしている生徒に対しての指導の術は持ってくださっていますか?
準備できていない。→「あなたが悪い!」→「自業自得ですから1時間ボーッとしていなさい。」
これが毎時間続くようでは、教育的ではありません。