今日の授業『オールAコンクール』が終了して

学校

 ご存知のように、中学校では教科毎に先生が代わります。それぞれが専門の教科を担当し、小学校での学習の基礎の上に、各教科のもっている魅力を生徒に伝えていきます。しかし、反面、「学級や生徒の一日の様子を、学級担任が断片的にしか把握できない。」という悩みを抱え込みます。・・・そこで、活用されているのが「今日の授業」というファイルです。教科担任が授業毎に記入しています。項目は、一日が終わると、各授業の様子が集約され、一日の振り返りと翌日の意欲付けにつないでいきます。
 「今日の授業」をつくったのは、20年ほど前です。そのときに、調査項目をどうしようかと悩んだのを思い出します。現在の記入項目は、「チャイム席の状態」「忘れ物の状況」「挨拶の様子」「集中の様子」「生徒の様子で良い点・気がかりな点など、気づいたこと」・・・・・小さな変化はあるものの、何年たっても、授業に求められるものは変わりません。
 全ての評価で『A』を目指そうとする『オールAコンクール』が終了しました。 このコンクールを通して、自分たちの授業への姿勢を振り返り、どのクラスも、大きく成長しました。さらに大切なのは、コンクールという目標に向かった力を、これからの生活に『日常化』していくことです。 学級の力が問われる時です。
 「今日の授業」があるということは、「昨日の授業」と「明日の授業」があるということです。前日の結果や学びを今日につなぎ、今日の学びを明日に生かしていくことが求められます。そのためには、1時間の授業が生徒の主体的な学びにつながるよう計画的に準備されていることが不可欠です。私たち教師も、自らの授業にもっともっと厳しくならなくてはなりません。頑張ります!