「素直さ」と「謙虚さ」

授業,学習・学びに

(2)授業は布石の連続である
   「布石の連続」とは、毎日の一時間一時間の授業をきちんと行い、子供に着実に力を付けていくということである。・・・「布石」とは,囲碁から生まれた言葉であるが、布石があると、腕は確実に上達していく。授業もまた然り、計画的・継続的にその時その時の基礎となるものをきちんと指導し、鍛えていくことが肝要なのである。

(3)スイカはおいしいところから食べる。授業もまた同じ  
   スイカを食べるとき、端から食べる人がいるだろうか。大抵、まん中からガブリと食べる。有田先生は授業もまたそれと同じであると言う。おいしいところをドーンと与えるからこそ、子供は食いつき、熱中し、追究し続け、満足感を味わうのだ。

(4)材料七分に腕三分
授業は、教材の質にあると言う。質が悪ければ、子供は全く食欲をそそられない。 常に新鮮なネタを用意し、それを料理し、発問を工夫することで子供は熱中して学びの虜となるのだ。

5)知識は眼鏡である。知識がなければ物は見えない。
  昨今、基礎基本の重視が強く叫ばれているが、有田先生は、ご自身が現場で教壇に立たれているときから、このことを実践の中で終始言い続けておられた。基礎的な知識がなければ、いつまでたっても「あれども見えず」のままなのである。

(10)「見る目は」進化する
  「眺めている」→「見る」→「よく見る」→ 「見続ける」→ 「見抜く」