2012年7月9日
怖い先生
「いじめ」「自殺」いう文字が毎日のように取り上げられている。
「昔の先生は怖かった。怖い先生が学校にはいて・・・」という、キャスターの軽い言葉に「社会問題」としての根深さを感じざるを得ない。
今「怖い」が暴力的なものでないことは明らかであり、いろんなとらえ方があるに違いない。しかし、「怖い先生」の持っている最低限の条件が二つある。
(1)不自然な動きや不合理を見逃さない鋭い観察眼と常識を持っていること。
(2)論理的に筋が通っていて、生徒のごまかしが効かないこと。 である。
私たちの行った「生活アンケート」で「いじめを受けたことがある」「見たことがある」とした生徒たちの中にも「ギリギリの状態」の生徒がいないとは限らない。というよりも、今「いるに違いない」という視点が求められている。
そして、そこには「怖い先生」が不可欠なのだと自覚したい。