小学校での育ちに……

教育

 小学校の卒業式に列席させていただきました。数校が同日となったため2校しか参加できなかったのが残念ですが。その中で感じたことはたくさんあります。中でも、感動したことが3つあります。
 1つ目は、卒業生の返事のすばらしさです。そこには中学生とは違った響きがありました。6年間というよりも12年間のいろんなものを乗せた返事がつながっていく空間を共有できて、とても幸せな時間でした。
 2つ目は、卒業生の態度です。その背中には、最上級生としての自信とプライドが感じられました。一人ひとりの児童の横顔はたくましく自信に満ちていて、この6年間に体験し、学んできたことの大きさを感じました。そして、その子たちのほとんどが、既に自我に目覚め、思春期を迎えているのだと思うと、中学校の責任の重さを感じました。
 3つ目は、在校生の姿です。低学年の児童が1時間30分の間、手を膝に置き、静かに座っている様は、それだけでも胸を打ちました。そして、そんな子どもたちを育ててこられた学校の力を感じました。