2009年10月1日
合唱コンクール いよいよ明日!
いよいよ明日は、合唱コンクール。どのクラスの歌声にもハートがこもってきています。
今までにもいろんな合唱に取り組んできたこととは思いますが、「いったい他のクラスはどんな歌を聴かせてくれるんだろう。」「となりのクラスから聴こえてくる歌声はスゴイ!」「こいつはまずいゾ!」なんて、あせりも生まれてきます。
そこで、合唱コンクール前日のアドバイスをいくつか
- まず、合唱コンクールとしての目標は、前日(今日)までの取り組みでほぼ達成です。すんなりと何の迷いもなく練習に打ち込めたなんて学級は無いはずです。学級の仲間と共に、ドロドロした中から一つの歌を創り上げたという過程が最も価値あるものなのです。
「歌の善し悪し以前に、この学級の仲間と、この指揮者と伴奏者で歌いたい。それができる私は幸せだ。」そんな気持ちになることができたら、もう最高なのです。
だから、結果は お・ま・けです。そう考えれば、変な力み(リキミ)も無くなります。(でも おまけは大きい方が嬉しいですね。) - 「一発勝負!」これは、いろいろなドラマを創ります。
ハラハラ・ドキドキ・フワァ~の内に4分間が過ぎてしまいます。ステージに上る段階から、発表は始まっています。ドキドキは誰しも同じ。そんなドキドキ集団を一つにまとめてくれるのは、指揮者だけです。
指揮者から絶対に目をそらさないこと。歌う前に、指揮者にニッコリ笑顔を返せたら最高です。普段何気なく聴いている前奏も、いいものです。 - ステージの上では、孤独? 教室と違って、自分の声がやけに耳につくものです。
「あれ? 僕だけチョット変なのでは?」「他の人の声が聴こえないぞ。ぼくの声だけ目立ってるんじゃ?」なんて気持ちになります。でも、それは、周りの声を聴こうとしている証拠、自分が冷静な証拠です。そんな不安に負けないで、自信を持って、練習以上に声を出すことです。 - 合唱が終わって、ステージを下りてからは、その感激をグッと噛みしめましょう。「あそこが良かった、まずかった」なんて口にするのはもったいない。しばらくは、感激を自分だけで、こっそりと楽しみましょう。そして、クラスの仲間のがんばりに心の中で拍手を送りましょう。
そして、もう一つ
『上手は上手を知る。』という言葉があります。
今日まで、時にいがみ合い、時に励まし合い、時には涙して取り組んできた君たち。学級の合唱を創ること、声を出すことの難しさと素晴らしさ。そして、気持ちののった歌の楽しさを実感している君たち。
ならば、自分たちと同じ過程を体験している他のクラスの合唱に当然敬意をはらうことができるはずです。そして、素直に尊敬と賞賛、励ましの拍手を送ることができるはずです。