一般質問 二日目

県議会の記録

R2 227 一般質問 二日目

 今日は、7名が質問に立ちました。私の時間は、午前中最後でした。
何度も言いますが、一般質問を聞くのは楽しいです。ウトウトなんてもったいない時間です。それぞれの議員が、自分なりに練った内容を自分の言葉と雰囲気で口にします。
理事者を追求するだけでは、成果はありません。といって、変に忖度するだけでも、説得力はありません。その時に、一つの力になるのは、配布資料です。資料が言葉を現実の世界に繋ぎ、事実を語ります。
資料を準備するのは、限られた時間で、結構大変な作業ではあるのですが、その大切さを感じます。
 今回の私の資料は、7枚。力のある議員ならば、同じ資料を使ってもっと深く問うこともできるような資料でした。
 1つめの質問は、救命救急についてでした。自分自身が救命いただいた世界です。市立敦賀病院の救急体制強化に繋がっていくことを願います。その答弁の中で、救命救急の指定された距離が示されました。国の財政措置には、「拠点病院」とあります。何かすっきりしないものがあります。とにかく、市立敦賀病院の救急に人的な厚みを求め、期待したいと思います。
 2つめは、敦賀港の整備をとり上げました。物流面で、誰もが「敦賀港は日本海側の重要な港である。」と言います。ならば、それにふさわしい港として整備することが大切です。ここでは、写真も準備しました。写真のもつ説得力は大きなものです。県が運営主体であるだけに、責任をもった整備を早急に行っていただきたい。2022年は、その意味で大きな節目なのだとも思います。また、BCPの点からも、あらゆる検討すべきです。クレーンの整備と増設は何としても実現していただきたいと期待しています。
 3つめは、金ヶ崎周辺整備です。「金ヶ崎周辺施設整備計画」というものが策定されたのは、平成30年です。JR貨物のコンテナの代替地、そして駅から港までの線路敷地の入手もフリーズ状態です。無理なものは無理なのです。ならば、市と県が胸襟を開いて、次の一歩を検討すべきです。「新幹線開業までに新たな方向づけは難しい。」という知事の言葉は、説得力があります。ただ、敦賀機関区の宝である「転車台」だけは、有効に活用していただきたい。今日の質問が新たな一歩に繋がることを期待しています。
 4つ目の質問は、「教育の公平性」という点です。その中で、今日は、「図書費」と「ALT配置」をとり上げました。子どもたちは、教育を受ける場所を選べません。ならば、各市町の状況を俯瞰し、足らないところに手を差し伸べなければなりません。「市町の責任だから」で済ますことはできません。「だから、どうしようもない。」ではなく、「だから、こうするんだ。」という姿勢が求められます。図書費については、標準蔵書数を確保できない学校がかなりあるにも拘わらず、図書費を削るような姿勢では、県の施策は頓挫してしまいます。しっかりとしたリーダーシップを期待します。

答弁原稿や議会記録は後日掲載しますが、私なりに、充実した時間であったのは嬉しいことです。