6.教育の問題について

私の考え

【3月議会を終えて その6】

教育問題は盛りだくさんである。その中で、「教育大綱」「総合教育会議」「小中教育環境検討委員会」「角鹿中学校」をキーワードとして、方向性と進捗状況を伺った。
  • 県の教育大綱が示され、各市町でも教育大綱が策定されつつあります。
    教育大綱は、国や県の大綱をもとに、敦賀市の状況を踏まえ、教育の柱となる大変重要なものです。これまでにも、市の「教育要覧」の中に、敦賀市学校教育方針、社会教育方針文化振興方針が述べられています。大綱がそれらとの整合性を持ちながらも、価値ある総論として策定されていくことと思います。4月に入って、第4回総合教育会議をもち、策定されていくようですが、原案がどのように提示されているのか、またどのような協議がなされてきたのかも含め、私たちは注視していく必要があると感じます。
  • 総合教育会議については、「総合教育会議は市長と教育委員という対等の執行機関同士が協議調整し、合意した方針のもとにそれぞれが所管する事務執行をするものである。」というスタンスを確認させていただいた上で、次のことを確認させていただいきました。
    • 外部からの課題を吸い上げるシステムや市民の意向を反映する仕組みは整えられているということ。
    • 協議内容は、幼児教育・就学前教育から生涯学習まで広い範囲に及ぶということ。それ故に、例えば、子どもの貧困という問題や幼児教育、幼保小の連携等についても協議されていく可能性があること。

    いずれにせよ、決議機関ではないとしても、市長が参加している以上、会議の中で方向付けられた事柄が具体的な政策に繋がっていくべきものであるのは間違いありません。

  • 小中教育環境検討委員会についても伺いましたが、3月25日に答申が示され、その時点で議会への報告とホームページ上での公表がなされるとのことでした。ただ、全市的に小中一貫教育を進めていくことについては、おおむね委員の皆さんには好意的に受けとめていただいているとのことでした。
  • 今回伺ったいくつかの取り組みのプロセスと現在の進捗状況を考えると、全体にワンテンポ遅いように感じる。ただ、いずれも、これからの敦賀の教育にかかわる重要な事柄ばかりであるので、のんびりできないのは確かではあるものの、慌てることとなく、しっかりとした手順を経て、ブレのないものを作り上げていただきたいと強く思った。
  • 小中教育環境検討委員会の答申を受けた上で、「角鹿中学校のこれから」の具体的な姿が検討されていくことになるわけだが、前回の答申をしっかりと形にしていくことをこれからも求めていきたいと考える。