4.駅周辺整備計画について

私の考え

【3月議会を終えて その4】

 新幹線の敦賀開業が6年後に迫り、その対応が急がれているものの、未だに、駅周辺の整備構想をはじめ、駅西(現JR駅前)と駅東(駅の裏側)との関係性とつながり、バイパスと駅とのアクセス等、全体像が見えてこない。
 全体像が見えないことが、市民の不安や憶測を呼び、一体感をもって臨むべきその全体像と具体的な姿について伺った。
  • 新幹線の敦賀開業が7年後に迫っています。もう後戻りができない状態の中で、敦賀の玄関口としての賑わいづくりや交流人口の受け皿づくりとしても、このチャンスを形にすることは喫緊の課題でもあります。しかし、残念ながら、駅はもとより、駅周辺整備の方向性について、現時点で具体的な姿が見えてこないことに、市民の不安と焦りが高まりつつあるのを感じます。
  • 駅西(現駅前)について、市としては、「平成28年度中に市場調査を行い、民間活力参入を模索する。まずは、立体駐車場・駐輪場と観光バス駐車場を整備する方向で考えている。28年度中にその方向性を具体的に煮詰めていく」とのことですが、民間活力の具体的な姿はものはまだないとのことです。「民間活力」は投資です。それには、投資する具体的なものが準備されていなければなりません。不安の払拭できない状態は続きます。
  • 駅西(現JR駅前)と駅東(駅の裏側)をつなぐ連絡通路は不可欠です。視察で訪れた街はいずれも連絡通路に工夫を凝らし、駅両面の活用を図っていました。
  • 国道8号バイパスと駅西・駅東とのアクセス道路に関する問いに関しても同様に、国・県・関係機関という言葉がキーワードであった印象が拭えません。市としての主体性をもって、JRとの正面から向き合った議論をしっかりと行い、その進捗状況を議会の中で説明、議論をさせて頂きたいと思います。
  • 大切なのは、青写真やイメージ図と、予算の明確化である。市民に夢を与え、当事者意識を高めていくためにも、できるだけ早く示していくことを強く要望したい。
  • 駅西地区・駅東地区を結ぶ道路については、市の都市計画・マスタープランにも位置づけられている環状道路網の一部であり将来整備が必要であると捉えているものの、他機関と十分に協議していくとのことだが、夢を具体化するために、イメージ図や完成図の一日も早い公表が求めらるところでもある。