勝山から学ぶもの

活動報告

 11月26日 敦賀美浜地域開発協議会で、勝山市への行政視察に参加しました。テーマは「回遊性・滞在性のあるまちづくりの取り組みについて」です。
勝山市商工観光部からの、プレゼンをいただいたのですが、おそらく、誰もが勝山のバランス感覚の素晴らしさと、回遊性への意識を感じたことと思います。確かに、恐竜博物館・平泉寺・勝山城・スキーJAM・越前大仏・酒蔵・ゆめのーれ勝山・花月楼と、観光資源は、本市以上の数と規模で息づいているのを感じました。それ以上に、画面に映し出される画像は、アピール力のある素晴らしいものでした。
「県立恐竜博物館」(年間入館者数71万人で、さらに上向きに推移している)という日本でNo.1の施設を中核に、「まちはまるごと屋根の無い博物館」としてのエコミュージアムによる街づくりは、着実に進んでいると感じました。
 そこには、核となる観光資源としっかりとしたコンセプトが必要であるのを感じました。ただ、勝山市も本市と同様に、現時点では点としての集客であり、回遊性という点での弱さをもっていること、宿泊施設の不足で滞在性の面では本市以上の苦しさを抱えているのも確かです。商工会議所を核にした市民の参加・参画による街づくりへの取り組みも本市の方が一歩進んでいるのも感じました。
もし、大きな違いがあるとすれば、グローバルデザインの明確さと分かりやすさなのかもしれません。
 もし、職員の人事交流等でお互いの良さを吸収しあうことができれば、両市にとって得るものは大きいことでしょう。
考えさせられることの多い、とても有意義な研修となりました。

2015-11-26 10.33.47  2015-11-26 10.52.29 2015-11-26 10.52.36  2015-11-26 23.51.03  2015-11-26 23.48.34  2015-11-26 10.13.36