敦賀っ子の教育について考える ?

コラム

今日は、教育フェア2015が開催されました。
会議室を使用しないようにしたこともあってか、とても賑わい感があって、楽しい時間を過ごすことができました。久しぶりに子どもたちや先生方に会えたのも嬉しかったですし、更に輝きを増している子どもたちの姿に心打たれました。

見つけよう、心の宝、ふるさとの宝!!」とあるように、たくさんの「宝」にも触れることができました。
展示もステージ発表もいろいろなブースも、全てが現在の宝の姿を十分に示し、その素晴らしさと活動の様子を紹介してくれていました。ありがとうございました。

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ただ、これまでも感じてきたことと同様のことを感じたのも事実です。

それは、全ては「今の宝の姿」なのです。主体は異なっても、そんな姿を示す場は「親子のフェスティバル」や「敦活フェスタ」など、いくつかあります。
では、「学校・家庭・地域が皆で手を携え、敦賀っ子の教育について考えましょう」というコンセプトに関しては、どうなのでしょう? 前段の「見つけよう」や「考えましょう」という部分はどこにあったのでしょう?

あれだけの人数が関わり、会場、展示、ステージ発表の準備をするエネルギーは相当なものだと思います。学校現場にとっても、かなりの無理や負担があったのは容易に想像できます。ならば、それをきっかけとして、しっかりと内省することを担保する取り組みであって欲しいと思うのです。そうでない限り、単発の行事で終わってしまいます。参加したり、何らかの形で関わったことで「教育について考えたつもり」になっていては、私たちの責任は果たせなくなってしまうのではないでしょうか?

人があんなに集まらなくても、教育についてじっくりと考えることのできる場は可能な気がしてなりません。