文化・スポーツ振興について

私の考え

文化振興について

市内の自主的な活動を行っている市文化協会に登録されている文化団体・文化サークルの数は87団体にも上っています。【美術12・音楽15・能楽5・舞踊15・文学6・教養18(お茶8 花10)・手芸6・郷土芸能7・生活3】
それらが個々にやりがいをもって取り組んでいることに敬意を払います。今を生き生きと前向きに活動することが、明日の敦賀の活性化、ひいては、生き甲斐につながっていくことと思われます。
ただ、その中で運営面における苦労は大きなものがあります。特に、場所と機材を必要とする活動団体にとって、その活動場所、保管場所の確保は簡単ではありません。
それらを支援する体制を整えていくことが大切であると考えます。特に、明日を担う子どもたちや若い世代に活動や意志をつないでいくためにも、「活動しやすい体制」づくりに、施策として取り組んでいく必要を感じます。

施設の充実と運営について

粟野公民館では、ほぼ毎日のようにいろいろなサークルや講座が開催され、文化拠点としての大きな役割を果たしているのを目にしてきました。それだけに、文化活動の拠点であるはずの市民文化センターの運営状況や施設の状態について、いろいろな角度から検証していく時期であるのを感じます。敦賀市の文化の拠点である唯一の音楽ホールとして、使いやすさ、活動のしやすさという点で、工夫が求められます。また、ホールの整備等、プロの芸術家を招請して開催される有料のコンサートに耐えうるものであるかという点、点検や市民の声を吸い上げるべきところです。タンクに水をくみ上げる時に発生する音は、作動している以上、定期的に発生することは現時点ではどうしようもない部分であると聞いています。イベントやホール使用時には、作動を止めるということで、対応していくことを約束していただきましたが、このままでは、文化の象徴としての文化センターとしての寂しさを感じます。運営母体自体を見直さなければならない時なのかもしれません。
 他市では、中学校音楽部のコンクールのための練習にほぼ無料でホールが提供され、中には大きな打楽器一式を備品として備えている所もあると聞きます。敦賀市の場合には、子どもたちにつないでいくべき音楽文化活動が大変しづらい状態であると言えます。また、公共施設の使用料の見直しによって、使用料金の増額が小さな団体の負担を増し、活動の障害になっているのではないでしょうか。
音楽文化をはじめ、「文化」についての支援体制を行政に求めたいところです。

スポーツ振興に関して

サッカー場やグランドゴルフ場が整備されていくことは、大変嬉しいことであり、ご努力に敬意を払いますが、その内容については、広く市民に認知されているのでしょうか。敦賀市の場合、できあがってしまってから、「こんなはずではなかった」とか、「いつの間に決まったの?」 「もっと意見を聞いてくれれば良かったのに。」といったことが多いと感じます。せっかく造ったのに、設備等の点で、後で「使いにくい、活用しづらい」という声が上がった施設は少なくありません。それだけに広く市民の意見を求める努力が必要であると考えます。そのためには、もっともっと透明性のある発信と民意の吸い上げる工夫が必要なのです。

平成27年には、中学校総合競技大会北信越大会が福井県で開催され、5種目が敦賀で開催されました。また、平成28年には全国中学校総合競技大会が北陸で開催され、敦賀はソフトボール会場となっています。その2年後には福井国体、さらに2年後には東京オリンピック開催と、今スポーツの大きな流れの中にあります。特に、福井国体に関しては、現在着々と準備がなされているものとは思いつつも、市民に情報提供は充分な状態ではありません。予想以上に大きな予算です。それを市民全体で支えていく以上、早期の情報提供が求められます。

市営球場について

高校へ進学するときには、生徒は部活動も大きな判断材料とします。敦賀高校へ進学したい、そこで野球がしたいという生徒にとって、市営球場が使用できず、敦賀高校野球部の活動が十分に保証されないという現状は、大変厳しく、教育的にも大きな問題です。市営球場の現状と今後の見通しについて説明責任を果たしていく必要を感じます。