2014年10月16日
気づき、そして行動する
さあ、今日から2学期が始まります。そのスタートの場、君たちに話す貴重な機会に、「気づき、行動する」ことの大切さについて話しておきたいと思います。
英語辞書で「気づく」をひくと、いくつかの単語がヒットします。
その中でも大切な単語にnotice と realizeがあります。
notice は「見たり聞いたりして気づく」という意味、realize は、「感性や推理を通して、真実であることに気づく」という意味があるそうです。
私たちにはその両方が求められます。もし、周りの人からからかわれたり、嫌がらせをされている姿を見たり聞いたりしたならば、それが罪なのだと気づかなければなりません。周りの心遣いに出遭ったときには、それを優しさや思いやりだと気づかなければならないのだと思います。
そして、その気づきに対して、自ら行動していくこと、それが人として持っている感性なのだと考えます。
さらに述べるなら、もしも、友達のものを隠したり、壊したり、嫌がらせをしたり、いじめたりといった言動する人はもちろんですが、それに気づかなかったり、気づきながらも、気づかないふりをしたり、それを見過ごすことがあったならば、人としては、まだまだ未熟なのだということなのだということでしょう。
残念ながら、人は未熟な人間であり続けます。
だからこそ、私たちは、五感の全てを尽くして「気づき」をするための身構え、「気づく」ための努力をしなければならないのだと思います。
今日から始まる2学期が、ここにいる全ての人にとって少しでも多くの「気づき」のための努力の日々であることを願っています。