我、いかに生きんや

雑感

「・・パンマンー!」・・・私の大きな楽しみである「孫との買い物」。そのときに立ち寄るスーパーのケーキ屋さんで、孫は真っ先にこう声を掛ける。もちろん、その声の先にあるのは「アンパンマン」のぬいぐるみ。
2歳の幼児をそれだけ引きつけるキャラクター。○(球)ばっかりで出来上がっている顔は描きやすくて親しみがあるのはもちろんなのだが、そこから伝わってくる優しさが大きな力なのだろう。
 武器を持たずに戦い、飢えた人に自分の顔を食べさせ、身を削って人を救うという生き方。しかも、ジャムおじさんによって、その自己犠牲は回復が保障されているのもホットする。
 やなせたかし氏自身の戦争体験とその後の飢餓体験が背景にあるとのことだが、「 人はなんのために生まれて 何をして生きるのか 」という、歌詞の中にこめられたメッセージ。

 子どもたちには、まだ難しすぎる問いかけなのかもしれないけれど、それは大切なものなのだと感じるには十分だろう。
『我、我に問う、「我、いかに生きんや。」』 常に自問自答していきたい問いかけである。