2013年9月30日
泥水の価値
いよいよ合唱コンクール。新人戦も重なってくるこの時期に、心に留めたいのは、やはり「井戸を掘るとき、先ずは泥水」という言葉です。
一つのものごとを成し遂げようとするとき、人は必ず泥水に出逢います。最初からきれいな水に出逢うとしたら、それは「まやかし」なのでしょう。
泥水の先に透き通った水が待っているとは限りません。しかし、掘るのを止めてしまったら、きれいな水にも巡り会えないのは真理です。
一つの集団が目的に向かって進むとき、乗り越えるべき試練の存在は誰もが知っています。しかし、教育に携わる私たちには、それを前向きにとらえることが求められるのでしょう。
担任としていろいろな種類の泥水を感じる合唱コンクール。苦しさはあります。・・・・でも、その先に待っているのは、担任でしか味わえない最高の水に違いありません。
「井戸を掘るなら、水の出るまで」です。