素直力(24年度修了式に)

教育

 さて今日は修了式です。ここにいる全員が、4月には1つ進級することが認められています。今日はある意味、1年の成長を自分で確かめる日でもあります。

 1年前の自分は、この日、どこでどんな姿でいたのでしょう。
この1年の自分の成長を、自らが成長した部分を素直にふり返り、拍手を送りましょう。
 そしてもしも後悔する部分があったならば、何が原因だったのか、どこを直せばよいのかを是非考えてみてください。

 この1年で、みなさんは大きく成長しました。
 いろんな力をつけました。
 体力、学力、知力、思考力、行動力・・・・・・「力(りょく)」とつく力はたくさんあります。ほとんどが年齢や経験と共に強くなっていきます。

 ただ、時とは無関係な力もあります。
 時と関係なく培われていく力、それは場合によっては時と共に失っていく危険性をもった力なのかもしれません。
 ひょっとしたら、この力の方が大切なのかもしれません。

 それは、何なのでしょう。
 もし、自由に名前をつけるのであれば、『素直力』とでも名付けましょうか。
 ひょっとしたら『魅力』と言えるのかもしれません。『人間力』とも言えるのかもしれません。
 一度考えてみてください。

さあ、2週間後には平成25年度がスタートし、新入生が入ってきます。

 先輩になることによって、気持ちにいろんな変化が出てくることでしょう。どうか粟野中の校訓である「自主・協同・創造」、そして生活指針である『三つの凡事の実践』をしっかりと新入生にも伝えてください。君たちには力があります。君たちの持っている素晴らしい力を、余すことなく新入生に示して欲しいと思います。