校内研究会への姿勢

授業,学習・学びに

「後期校内研究会」と「後期指導主事訪問」の関係について、私はこう考えます。
まず、私たちの「校内研究会」があり、我々の中で取り組んでいる内容を振り返り、確認し合う場があります。学校にとって「研究」の存在は大変大きく、私たちには研修義務も存在します。それ故に、「指導主事訪問」として、監督者である行政の指導主事がその進捗状況を把握して、今後の方向性を指導するのです。
 このように考えたとき、「まず我々の研究会として体を成していること」が重要であることは明らかであり、分科会・全体会は、司会者のコーディネートのもとに、ぶれない視点で、次々と活発に発言がなされていく姿が求められます。
 もちろん、私たちの研究テーマが「ことばの力」である以上、私たちにも「自分のことば」で「前向きに」「自分の思いを参加者に伝える」姿が求められます。そのような思いをもって、分科会にも全体会にも臨んでもらうために、次の2点を確認したいと思います。

(1)漠然とした無目的な授業参観ではなく、自らの明確な視点をもって臨んでみましょう。あくまでも参観者であり、T2やT3ではないことは言うまでもありません。
(2)全員が、各自1つずつ「解決したい自己課題」をもって分科会・全体会に臨みましょう。当然、「意図的指名」「意識的発言」が求められます。
(3)若いメンバー(普通は、3年目・4年目の先生方ということになるのでしょう。)からの発言が望ましいのは、言うまでもありません。そして、徐々に話題を焦点化していく・・・。
まさに「同僚性・専門性・日常化」に裏打ちされた実践の場なのです。