2012年7月3日
夏の大会に向けて
5日後には外の競技の大会が始まります。
文字通り、夏の大会は3年生にとっては最後の大きな大会であり、3年間の部活動の集大成であることは明らかです。
勝利に近道なし
試験が近づくと「あと一週間あるといいのに……。」と思うのと同様に、大会が近づいてくると「あと一週間練習できれば、もっと強くなれるのに……。」「これもやっておけばよかった……。」と考えます。それは当然のことだと思うのです。誰だって、勝ちたいし、いい結果を残したいのですから。
虫がいいのは通用しません
苦しい練習や単調なトレーニングを避けたくなったり、逃げ出したくなることは誰にでもあります。でも、虫がいいのはダメなのです。世の中の真理として、それは許されないのです。もっと強く言うならば、「苦しいことから逃げだし、辛いことを避け、嫌なことから目を背けていては、勝利を手にする資格がないのです。楽をして勝利だけを手に入れることは許されないのです。ましてや中学校時代にそれを経験することは、決してよいことではないと思うのです。
もしも、自分たち以上に苦しい練習を乗り越え、自分たちのチーム以上に仲間を信じ、技術面でも精神面でも勝っているチームがあるならば、そのチームが勝利を得ることは当然のことだし、そうあるべきなのだと思います。
勝利を手にする資格
そんな思いの中、この3ヶ月間、部活動の君たちの生き生きとした姿や黙々と練習に打ち込む真剣な顔を見せてもらいました。校舎やグラウンドに響く君たちの声を聴くのは私の大きな楽しみでもあります。君たちの部活動の姿を眺めていて、君たちには十分に資格はあると確信しています。というよりも、粟中には、そんな「むしのいい」考えの顧問の先生は1人もいないのです。
君たちには、勝利を手にする資格が十分にある。ですから、自信をもって「堂々と勝負」してきて下さい。と同時に、同じようにいろいろなことを乗り越えてきた相手の努力と実力をしっかりと受け止め、敬意を払ってきて欲しいと思います。
堂々と闘い、堂々と校歌を歌い上げてきてくれることを確信しています。検討を祈ります。