時は戻ってこない

子どもたちへ

いよいよ修了式の時が来ました。
1年前の自分は、この日、どこでどんな姿でいたのだろう?
この1年の自分の成長を、自らが成長した部分を素直にふり返り、拍手を送りましょう。
この大切な日に、伝えておきたいこと、考えてもらいたいことがあります。

それは「時は戻ってはこない。」ということです。

人は、何も感じずに過ぎた時を取り返す術はありません。
時間は二度と戻ってこないのです。
「これが最後なのだ」と自覚して臨むことができることは幸せなことだと思うのです。
いつの間にか過ぎ去ってしまったことを、後になって「あれが最後何だったんだ」と後悔することの方が多いのかも知れません。
それは悲しいことですが、私たちはそんな悲しいことをたくさん経験します。
 例えば、卒業したあの3年生とともに668名で歌った校歌はもう二度と聞くことができません。
 あのときの学級の仲間との時間は、合唱はもう二度と戻っては来ません。
だからこそ、今を、大切にして真剣に生きなければならないし、そうありたいと思うのです。
そして、もし、時が過ぎ去ったことを後悔したとき、そのときには勇気をもって、再挑戦していって欲しいと思います。
けっして遅すぎることはないのだから。
さあ、一週間後には平成24年度がスタートします。
大切な時間はさらに進んでいきます。
みなさんの、すばらしい平成24年度を期待し、応援しています。