地域のつながり

雑感

 11月14日(土)に後期生徒会執行部と委員長の有志23名が、敦賀西町(現 相生町)の恒例行事の準備に参加しました。それは、毎年1月の第3日曜日に西町で行われる、敦賀の伝統行事で国の重要無形民族文化財の「夷子大黒の綱引き」の太綱づくりの下準備です。20数名の地区の方に混じっての作業でしたが、昔の学校のことや、部活のことなどいろんな会話をしながら、そして分からないところは教えていただきながらの作業でした。
 そんな様子を見ていて、昔の地域のつながりはこんな風に伝統行事や地域の行事の準備への参加を通して強いものになったのだろうと感じました。
 一堂に会して作業しながら、家族のことや地域の情報を共有したり意見交換したり、若手が段取りの教えを請うことを通して、年長者を敬う姿勢が自然に育まれていったのでしょう。伝統を守ることの大切さとともに、「子どもたちを地域で育てる」ことの大切さを感じ、まさに地域コミュニティの本来の姿を見ることができた貴重な体験でした。