2009年11月10日
部活動の素地 プレッシャーの中で
先日行われた新人総合競技大会を観戦していて感じたのは、生徒達の精神面での”育ち”です。試合の勝敗を分ける場面に立ち、チームの仲間の期待と会場にいる全ての観客の視線を一身に受けて臨む試合。これまでにも、そんな場面をいろんな種目の中で観てきました。同じ場面に立っていても、「これを成功させれば勝てる。」と考えるか、「成功させなければ負ける。」と感じるか、どちらの捉え方をするかで、心の有り様は随分違ってくるものだと思いますが、その時に、自分のありったけの力を発揮できる精神力。子どもたちの持っている無限の可能性をかい間見る気がします。
先日の剣道の大会を観戦していて、このことを強く感じました。決勝での武生一中との対戦。勝負は最後の大将戦になりました。試合の勝敗を分ける場面に立ち、まさに、仲間の期待と会場の全ての視線を一身に受けて臨む試合となりました。
その中で、自らを奮い立たせ、堂々と闘い抜いた、大将の2年竹田 涼くん。
敗れはしたものの、息詰まる大将戦に、対戦終了後も会場の大きな拍手がしばらく続きました。子どもたちは、追い込まれるほどに強くなる。その強さとひたむきな姿が、観る者・応援する者の胸を熱くするのだと思います。
そして思うのです。その強さが一朝一夕に身に付けられたものではないことを、少年剣道教室の頃から今日まで指導に当たってくださった多くの先生方のお力なのだと……。
これは、剣道だけではありません。バスケットボール、卓球、ソフトボール、少年野球、バレーボール、柔道、陸上、テニス、水泳、バドミントンなど、多くの学童スポーツが、現在の生徒たちを支えてくださっているのを感じ、指導者の皆さんに頭が下がります。 ありがとうございます。
生徒たちは、必ず心の奥底に感謝の思いを抱いているはずです。そして、それを感じている間は成長を続けるはずです。これからもよろしくお願いします。