市議会の記録

◎市政運営


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【平成27年6月議会】
【平成28年3月議会】


【平成27年6月議会】

3番(北川博規君)

 まず最初に、市長の市政運営の方針につきまして質問させていただきます。
 私としては、市議会での最初の発言でございます。この大事な機会に、渕上市長のこれからの市政運営の方針について確認させていただき、共通理解していきたいと思います。
 さて、市長のこれまでの発言をもとに市政の考え方について質問させていただくわけですが、まず、再生という言葉です。これまでの代表質問、一般質問の中でも幾多と質問が出ております。それだけインパクトのある言葉なのだと思います。繰り返しになりますが、あえて直接伺わせていただきます。
 市長がこれまでの選挙活動の中や談話の中で語っておられる市長の「再生」という言葉の背景にある敦賀というまちにとって失われたもの、消えかかったもの、壊れかかったものとは具体的に何を指しているのか、お伺いいたします。

市長(渕上隆信君)

 北川議員、最初の一般質問でございます。エールをいただきまして、ありがとうございます。またよろしくお願いいたします。
 再生という言葉でございますが、私は、このたびの選挙を通じまして、そして敦賀市長として市政の運営の基本理念といたしまして「敦賀再生 市民が主役のまちづくり」ということを掲げてございます。
 敦賀市を取り巻く環境は、原子力発電所の長期運転停止により地域経済の疲弊、雇用状況等の悪化、人口減少の加速、さらには本市財政の硬直化などが憂慮される極めて厳しい状況にあります。この難局を乗り越え、さらなる魅力と活力にあふれた敦賀市を実現するため、新しい「元気」づくり、新しい「地域・人」づくり、そして新しい「安全・安心」づくりの3つのビジョンと行政改革をもって市政運営に取り組むことを「敦賀再生」というふうに表現しております。
 現在の敦賀市を否定的に捉えるものではなく、「新しい」をキーワードとした敦賀再生の取り組みにより、きのうよりきょう、きょうよりあした、市民の皆さんが住みやすいまちづくりを行っていきたいと考えております。

3番(北川博規君)

 これまで御答弁いただいた内容と同じということですけれども、具体的にそれでは疲弊の中身について、内容をお答えいただけますでしょうか。

市長(渕上隆信君)

 疲弊の中身ということでございますが、今の答弁の中でもありましたけれども、原子力発電所の長期運転によりまして地域経済、当然、仕事がなかったりそういうことがございます。雇用の状況の悪化もしております。人口減少の加速、さらには過疎化、少子化ということがございます。そういう状況に今敦賀市はあろうかと思っております。

3番(北川博規君)

 その中に、敦賀市の公平感とかふるさと意識という言葉はあらわれておりませんが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。

市長(渕上隆信君)

 ふるさとに対する意識というのは当然持っておりますが、言葉の中にはありませんし、敦賀の再生という中にはないかなと思います。ただ、市民が主役のまちづくりという中には、当然ふるさとの気持ちというのはあると思います。

3番(北川博規君)

 それでは少し尋ね方を変えさせていただきます。
 再生という言葉には、みずから生き返る、そういう意味も含まれております。私は「みずから」というこの部分、大変大事な視点かなと考えておりますけれども、その部分について、みずから生き返る、この点についてお考えがあればお伺いしたいのですが、いかがでしょうか。

市長(渕上隆信君)

 ありがとうございます。私の気持ちの中に入っていきますけれども、みずからよみがえるということの中でということが再生の中に、自分の中にあるかどうかというのは、今初めて気がついたんですが、敦賀市が再生しよう、よくなろうということの中では、当然、市民の皆さんの力というのが必要になります。ですから、市民の皆さんが自分たちでやろうという気持ちがなかなかなければ敦賀市はよくならないと思っております。
 議会の中で再三申し上げていますのは、行政主体はできるだけやめたいということを言っているかと思います。行政が全部お膳立てした中でのイベントをやるとかいうのは、ちょっと違うんだろうなという気持ちがございます。ですから市民の皆さんがここまでしたい、ここまでだったらできるんだけど応援してくれんかという話には乗っていきたいと思います。
 また、いろんな社会活動もされていますし文化活動もされていますし、いろんなことをされている人たちが、ボランティアもされている方がいらっしゃいます。そういう形たちに黒子で寄り添うということも必要ですし、興味を持って見守るということも必要だと思います。
 そういうことをすることの中で、市民の皆さんが、よしやろうかなという気持ちになってくださらないかなという気持ちは当然持っております。

3番(北川博規君)

 私も官民、そしてその間に現場という、官現民という、これは大変大事な視点かなと思っております。
 次に、2つ目のキーワードとして、市長が「敦賀の宝」という言葉を何度も使っておられます。市長の考えておられる敦賀の宝とは一体何なのか、お伺いします。

市長(渕上隆信君)

 敦賀の宝といいますと、本当にたくさんの物もありますし、気持ちもありますし、あるかと思います。
 私は、基本理念として掲げます敦賀再生におきましては、敦賀の宝を生かし、地域経済の活性化を図ることを基本的な考えの一つとしております。
 敦賀の宝としましては、これまでも申し上げましたとおり、人道の港として世界的に知られる敦賀港や、日本三大松原と呼ばれる気比の松原、ラムサール条約湿地に登録された中池見湿地に代表される四季折々の美しい自然、緑に包まれた北陸道の総鎮守、気比神宮や桜の名所金ケ崎に代表される歴史、文化などがございます。
 全国の85%の生産を誇る手すきおぼろ昆布や、日本海の荒波にもまれた敦賀ふぐ、冬の味覚の王様、越前がにに代表される敦賀の食も重要な宝の一つでございます。
 これらのものは、現在プロジェクトチームにおいて、ふるさと納税を通じてさらに魅力の発信等、また特産品の掘り起こしについて検討を行っているところでございます。
 また、敦賀の人たちということもございますが、第二次世界大戦中に過酷な状況下にあったユダヤ人難民を温かく迎え、人道の港と呼ばれるに至った敦賀市民の市民性そのものが大きな宝と考えております。
 私もよそから来ましたので、いろんなところを私は転校とした人間でございます。なじむところもありますし、なじまないところもありますし。そういう意味では、必ず敦賀に住まなくてはいけなかった人間ではございません。ただ、敦賀の人たちというのは優しいんです。なかなかずっとここに住んでいらっしゃる方はわからないかもしれませんが、優しい人たちです。よそから来た人間にも優しいです。
 美しい自然がありまして、都会に近いです。京都にも近いですし、大阪にも近いですし、名古屋にも近い。2時間以内にどちらにも行けますし、しかも美しい海があって、豊かな自然があって、子育てしやすいなと思って、私はここに住もうかなということを思って、住んで子育てをすることに決めた場所でございます。
 またさらに、議員がこれまで力を注いでこられました敦賀の学校教育、そして子供たちも大きな敦賀の宝であることは言うまでもありません。高い学力を保つためには、子供たち自身の頑張りも当然でございますが、学校での指導や家庭や地域で支える取り組みが重要であり、こういう環境が整っていることも敦賀の宝だと思っております。

3番(北川博規君)

 いろいろ挙げていただいた中で、私は、大事な宝は人だと考えています。歴史をつくってきた人、それから将来生きていく人、そして今敦賀で生きている人。その宝を精いっぱい磨いていただける、そんな市政を期待しておりますし、応援していきます。
 3つ目のキーワード「行政改革」、この言葉について少しお伺いします。
 市長の求めている行政改革とは、どの部分をどのように変えていかれることなのか、具体的に教えていただきたいと思います。お願いします。

市長(渕上隆信君)

 行政改革、いろんなことをしていきたいと思っておりますが、行政の棚卸しという言葉も使っております。それぞれの境目というか分け方というのはなかなか私、言葉足らずで下手くそなのかもしれませんけれども、効率的な組織運営といいますか、行政改革につきましては効率的な組織運営、行政事務のスリム化とか、有効な予算執行、例えば事業の効率化、効率アップとか、そういうことを行政改革というふうに捉えております。
 もう一つ、棚卸しの中には、資産管理という意味で施設維持管理費の見直しなんかがあるのかなと思っております。
 それらを進める上で、この2カ月ほどいろんなことをやってきて、いろんなことをお聞きしながら考えた中で、まずやらなくてはいけないと思っておりますのは、業務の見直しをやらなくてはいけないと思っております。個々の職員、抱えている業務量というのをまずは減らしたい。減らすことで、先ほどの一般質問にもありましたけれども、プロジェクトチームなどをつくったときにそれに専念できる人たちというのをつくっていかないと、なかなかいいものができませんし、先に進みません。すごくいいことをしたいなと思っても、思い切ってぐっとやりたいなと思っても、なかなか今抱えているものがいっぱいいっぱいでは進んでいきませんので、まず業務量の見直しというのをやって、本当にやっていることが必要なのかどうかということも含めて見直すことで、スリム化もできますし、次のステップにもつながっていく。
 まどろっこしく感じるかもしれませんが、一番の近道じゃないかなということを思っております。

3番(北川博規君)

 市長の以前の言葉の中に、風通しのよい行政というそういう文言があったような記憶があるんですけれども、それについてはどのようにお考えでしょうか。

市長(渕上隆信君)

 風通しのいい行政といいますと、連絡とか情報とかがすぐに出ていったり入ってきたりするんだと思いますが、今、私やはり長期市長さんの後で始めさせていただいておりますので、まず自分の周りを自分のほうに向ける、自分の周りを風通しよくしていくということに一生懸命専念しているような状況でございます。

3番(北川博規君)

 風通しのいい行政、これは透明性という部分につながってくるものだと、大変重要な部分だと私は考えています。透明性ですから、行政サイドから市民へ、また市民から行政へ、双方向のやりとりが当然求められていくと思いますけれども、市民からの要望吸い上げをどのように行っていくのか。そのあたりについてお考えをお伺いいたします。

市長(渕上隆信君)

 市民の皆さんからの意見の吸い上げということでございますが、今までいろんな敦賀市としてやってきた市長へのメールとかいろんな提案箱とかいうのもありますけれども、一つは、各地区を回って区長さんたちと話をする。その中で、今まででしたら区長さんだけなんですけれども、区の役員さんとかも一緒に来てもらえないかなということをしていきたいと思っております。
 ただ、区長連合さんが相手ですので、今それを確定的に言えないというのが現状かと思っております。
 もう一つは、各地区を回りまして、各区の公会堂に行きまして、市民の皆さんと膝を突き合わせて話ができないかなというふうに思っております。そういうことをすることで、かなりのことがわかってくるのではないか。私もわかってきますけれども、一緒についてきた市の職員の皆さんもいろんなことがわかってくるんじゃないかなと思っています。
 思いですけれども、批判的になったら申しわけないんですけれども、今、市の職員の方と市民の人の距離というのがちょっと遠いかなというような気持ちになっておりまして、声の大きい人とか強い人には、ちょっと苦手だなというような気持ちもあるかもしれません。実際にはそんな気持ちで来られてなくてもそういうふうに感じてしまっていることもあるかと思いますので、市民の皆さんの中に入ることで、そんなことじゃないんだよということを私と一緒に感じていただけないかなということを感じておりまして、そういう市民の皆さんの声を吸い上げるチャンスというのをまた別の意味のチャンスとしても捉えていきたいと思っています。

3番(北川博規君)

 今ほど最後のところで、声の大きな人という文言が出てきました。昨日の今大地議員の中でも、小さき声、声なき声に耳を傾けるすべを施策の中に生かしていかなくてはいけないという、そういう方向性は示されていたのだと思います。ぜひお願いします。
 行政改革を語る中で、この数日間の今議会を通して私が現時点で感じていることを少しお話しさせていただきます。
 この議会前、新人議員8名で自主的なレクチャーの場を設定していただきました。その中で感じたのは、市の職員の皆さんのすばらしさでした。それぞれ専門性を持ったプロであることを十分に感じる、そんな方々でした。そんな職員に支えられている市長は幸せだなと、そんな思いもしました。山崎議員の質問の中にも、市長は、職員は一生懸命やっているとお答えになっておられます。
 しかし、この数日間を通して感じたことがございます。それはリスペクトする姿勢の弱さです。職員がもし勝負に臨んだときトップリーダーである市長がそれを支える。これは大変大事なことだと思います。先日、市長は山崎議員の質問の中で、市の職員は一生懸命やっていると述べておられますが、市長は市の職員に対してどのような思いを持っておられるのか、お伺いします。

市長(渕上隆信君)

 議員だった時代とか普通の商売しているときとか、そういうときに市役所を訪れて思っておりましたのは、私も商売上出入りしますから顔見知りになっていくといろんなことをしゃべってくれたりするけれども、なかなか打ち解けてくれないし、仕事しているかどうかもちょっとわからなというような思いもございました。
 市長になりまして、いろんな職員と話をさせていただいたり講義を受けるうちに、すごく優秀だなと思っております。また仕事に対しても非常に前向きに取り組んでいるなということを感じています。
 確かに私に対する不信感というのも当然まだ拭えていない時期もございますので、そういうところはあるかもしれませんけれども、それを除いて考えた場合には本当に優秀で忠実な方々だと思っております。
 この人たちを何とか生かしていかないともったいないなと非常に思っています。私もしたいことがたくさんございます。いろんなことをしたいし、お願いしていきたいというのはありますけれども、ここで私が急激にこんなことしてくれ、あんなことしてくれ、これもしてくれと言い出しますと、多分それをかなえようとしながらつぶれていくだろうなという気持ちがあります。
 じゃどうしたらうまいこと回っていくんだろうと。ふるさと納税もプロジェクトチームをつくらせていただきましたけれども、プロジェクトチーム、各課横断でつくっていただいています。日常業務をしながら、それもプラスということでやっておりますので、ホームページも直さなあかんし、写真も撮らなあかんし、どんなもの出してくれるか皆に聞きにいかなあかんしということを考えますと、すごい事務量としては、業務量としてはあるというふうに思っています。でもそれを何も言わずにやっているんだなということを感じますと、いっぱいいっぱいやっているんだなと。
 私の目から見て仕事が足らんのじゃないかというようことを言うんじゃなくて、第三者の目から見て、確かにこれは統合したほうがいいですねとか、この辺はもうちょっと人を足したほうがいいですよとか、そういうことを取り組んでいったほうが組織的にいい組織になるんだろうなということを考えております。
 その中で、今回の6月議会の補正に関しましては、私の思いが余り入っていませんと言っていますけれども、急激に変えないようにということを念頭に置いてやっております。
 先ほども言いましたけれども、敦賀市をよくするためにいかに効率的に組織を動かすかといった場合に、まず事務量を調査して、皆さんたちが自由に動けるようなすき間というのをつくってやらなくていけないなということを考えている次第でございます。

3番(北川博規君)

 まず一体感のある組織の構築を望みたいと思いますし、応援したいと思います。とともに、私たちも含め、この議場全体がお互いにリスペクトする空気に包まれていくことを願います。


【平成28年3月議会】

3番(北川博規君)

 まず初めに、市長の提案理由、そして市政運営方針について伺います。
 市長は、この1年は土を耕し種をまいた。しっかりと水をやり大きく育て、新しい敦賀という花を咲かせたい。このように述べておられます。この言葉についてお聞きしたいと思います。
 樹木育てるときに肥沃な土をつくることは大変大切な要素である。これは言うまでもありませんが、そのためには土を掘り返し、肥料をまぜ、土壌改良をしなくてはなりません。これまであった土に渕上市長が自分自身加えた新しい肥料や土壌改良、これはどのようなものだったのでしょうか。市長が新しく行政運営の中に取り入れられてきたものはどのようなものだったのかをお聞きしたいと思います。

市長(渕上隆信君)

 それでは、市民クラブの代表質問で北川議員の御質問にお答えいたします。
 敦賀市が今まさに財政的にも政策的にも大きな転換期を迎えていることは、これまでも申したとおりでございます。また、中期財政計画に示しましたとおり、今後の収支見込みとして毎年10億円以上の歳出超過となることなど、早急に財政の健全化に取り組まなければならないことも御承知のとおりです。
 そのために、まずは敦賀市の置かれている状況について、行政はもとより市議会での議論等を通じて市民の皆様にも御理解いただいた中で、福井国体・大会の開催や北陸新幹線敦賀開業、公共施設の大規模改修等々の施策に耐えられるよう早急に取り組まなければなりません。
 今議会において提案させていただきました当初予算の編成に当たっては、まずは行政の棚卸しや行政のスリム化を通じて事業費、業務量の削減に努めるとともに、各部署の業務量調査や公共施設管理計画に向けた基本的なデータ収集を行っています。
 その上で、喫緊の課題、例えば北陸新幹線敦賀開業に向けた受け皿づくりとして、人道の港敦賀のイメージ戦略の推進、門前を初めとした回遊性をつくり出す観光資源の開発、磨き上げ、コミュニティバス再編等による二次交通の充実等に向けた取り組みなどを行っています。
 また、これらの取り組みを含め、市の重要課題については部局間で対策を協議、調整、そして政策決定するための場を新たに設け、意思の疎通、方向性を合わす機会を積極的に持つようにするとともに、幹部職員に限らず若手職員が会議、ヒアリング等の場で発言、説明できるように努めています。
 原子力政策においては、全原協の会長として、福島での役員の開催を初め全国の立地自治体を訪問し、各自治体が抱える問題を個別に話し合い、今後の方向性について協議を重ねています。
 北陸新幹線に関しては、敦賀開業3年前倒しを受け、国、県、鉄道・運輸機構等と綿密に連絡をとり、敦賀市が抱える問題点の整理、特に乗りおりの利便性向上、ムービングウオークでございますが、そういうもの等に向けて協議を重ねています。
 また嶺南6市町の連携という面では、メリット、デメリットを勘案しながら嶺南全体がどうあるべきか積極的に協議に加わっております。
 それぞれがウィン・ウィンの関係を構築できるよう、ハーモニアスポリス構想にも表現されるように地域間が協調できる方向性を検討しております。
 いろいろと申し上げましたが、これらの1年間の取り組みが将来に向けた新たな肥料であり、土壌改良だと言えます。今後も新たな行政課題や多様な市民ニーズに的確に対応するために、新年度の機構改革も踏まえ、精力的に取り組んでまいります。

3番(北川博規君)

 ありがとうございました。
 今たくさんお話しいただきましたけれども、その中で私自身がこれが肥料、土壌改善というものなのかなというふうに聞き取ったのは、意思疎通という言葉、そして若手職員の主体性を大事にしていくという言葉、そして協議していくという、そういう体制をつくるんだということなんですけれども。
 市長が改良していく、現在もなお土壌改良進行中だと思うんですけれども、現時点でどの程度、何割ぐらいの土壌改良がなされている、そのように捉えておられますでしょうか。

市長(渕上隆信君)

 何割ぐらいというのはなかなか難しいものがあろうかと思いますが、それぞれの取り組みについて進んでいるものもあれば、今耕し始めたものもありますし、当然循環していかなくてはいけませんので、今から取り組まなくてはいけないこともございますので、何割という数字というのはちょっと今わからないと思います。

3番(北川博規君)

 土壌改良のときに難しいのは、耕して下の土を上へ持ってきて、そして瓦れきを取り除くというこの作業、これは大変なことだと思います。それを今なお進行中ということで、もう少し具体的なお話をしていきたいなと思いますけれども。
 市長は種をまいたと、こうおっしゃいます。しかしその中には既にまかれていた種もあったという点で考えると、大変苦しい面もあるのではないかなと。
 そこで、市長がまかれた種ですけれども、この種はどんな花を咲かせる種なのか。これは市民みんなが市長の言葉から知りたい、捉えたい、そういう部分なんですけれども、市長の咲かせる花、これについてお考えをお伺いします。

市長(渕上隆信君)

 花につきましては、いろんな花を咲かせたい、いろんな実をつけていただきたいということはございますが、私は市民が主役のまちづくりを掲げ、敦賀市長に就任させていただいております。
 この敦賀は、人道の港敦賀にあらわされるように、ポーランド孤児やユダヤ人難民を温かく迎え入れた優しい日本人のいるまちでございます。市民の皆様との対話をより充実させ、市民の皆さんがもっと誇りを持てるよう、敦賀港が果たした歴史的役割や命の大切さ、平和のとうとさを国内外に積極的に発信していきたいと思います。
 そして、現在敦賀にあるさまざまな宝を磨き上げ、色鮮やかなオンリーワンの花、さらには市民主体の豊かな実をつけさせるために取り組んでまいります。
 敦賀市が置かれている極めて厳しい現況を直視するとともに、この難局を敦賀市と市民がよりきずなを強固にする機会として捉え、これまで先人たちが築き上げてきた敦賀の魅力と活力を取り戻す、つまり敦賀の再興を目指してまいりたいと思っております。

3番(北川博規君)

 花というイメージというのはとても大事だと思います。しかも、その花は市長だけが育てていくのではなくて市民みんが同じ花をイメージして、その花に向かって精いっぱい力を合わせていく。そういう意味では、市長のいろんなビジョンというのはとても大事だし、それを精いっぱい表に出していく、このことをぜひお願いしたいです。私もそれは応援していきたいな、そんな思いでいっぱいです。
 そこで、ここから一度いろんなところで重複する質問も出てきますけれども、脈略ということもありますので重なる部分はお許しいただきたいなと思います。
 市長は具体的な施策と方針ということで、6月議会、福谷議員の代表質問に対してこのように話しておられます。まずは敦賀市の現状把握と分析を行っている。28年度当初予算をめどに敦賀再生を具現化していきたいと考えていると述べておられます。
 また先ほどお話ありましたように、行政の棚卸し、財政のスリム化、そしてそのテーマのもとに業務量調査、こういうものを行ってきました。先ほどの質問と重複しますけれども、その結果をどのような形で、いつ具現化させていくのか。そのあたりをお聞きしたいと思います。

総務部長(刀根茂君)

 それでは私のほうから業務量調査のことについて申し上げたいと思います。
 業務量等調査につきましては、対象となる各部署から業務量等に関する調査票を提出してもらいまして、受託業者において集計、分析を行い、その後、この調査票をもとに受託業者と総務課職員との中で各部署とのヒアリング調査を行うわけでございます。
 ヒアリングにおきましては、他課業務との統合可能性や委託化の可能性、他部署内での正規、非正規職員の業務分担等について聞き取りや提案を行い、現在、受託業者において調査票及びヒアリングの分析というのを取りまとめを行っているという段階でございます。
 この調査結果をもとに来年度以降、業務の集約化や委託化などを庁内において慎重に検討してまいりますが、調査結果のうち有効かつ実施可能と判断したものについては4月の人事異動にも少しばかり反映できるのではないかと考えているところでございます。
 予算化につきましては、先ほども言いましたように、もう少し検討、審査した上で平成29年度に向けての予算化になるのではないかと思っているところでございます。

3番(北川博規君)

 今ほどのお言葉の中にヒアリングという言葉が何度か出てまいりました。業務量調査、それぞれのプロが調査をし分析しということですけれども、やはり生の声、現場の声、それも若い人からバランスのとれた声を吸い上げる。そういう面でもぜひ御尽力いただきたい、そのように考えます。
 さて次ですけれども、市長は水を与えると。この水という問題について触れさせていただきます。
 植物を育てるときに水を与えるとき、根が伸びている、そのちょっと先に水をわずかに与える。これがしっかりした根をつくり上げるコツだというふうに聞いたことがあります。与える場所を間違えたり量を間違えたのでは育たないどころか樹木を朽ちさせてしまう。これは明らかなことです。
 そのために難しいのは、今どこまで根が伸びているか、どこまで根が張っているかというのをしっかり把握することです。根の伸びぐあいをしっかりつかむこと。つまり今の敦賀のいろんな実態、生活実態もそうです。文化の状況、教育、福祉、このあたりの状況をしっかり把握することはとても大切だと思います。
 9カ月間、生活実態、ここに絞りますけれども、生活実態をつかむために、市長は職員に対してどのような指示をし、どのような報告を受けたのかをお伺いします。

副市長(中山和範君)

 それでは、生活実態をつかむために職員に対してどのような指示をということでの御質問にお答えをさせていただきます。
 私のほう、9月議会で同種の御質問に御答弁させていただいておりますけれども、直ちに実態の把握を目的にデータ収集を行うものではなく、今後進める施策において生活実態の把握が必要と判断すれば、基礎的な統計データやその他類似データを収集、加工するなどして適切に対応していくということが基本的な方針として考えておりますというような御答弁をさせていただいたかと思います。
 そういった観点から、今回予算査定等々を行う中において、個々の事業に係る根拠データ等については、各課が保有しておりますそういったデータをもとに確認をしながら査定を行ってまいりましたけれども、現在のところ、職員に対して全体として生活実態把握のためのデータ収集等々については現在指示はいたしていないところでございます。

議長(有馬茂人君)

 あらかじめ会議時間を延長いたします。

3番(北川博規君)

 今のお話ですけれども、昨年の6月議会、こんなふうに市長は話しておられます。政策の目的によって必要な指標というものは変わってくると思います。この政策によってどれだけの効果があったのかということは私も数字として知りたいところです。庁内で検討してみたいと思います。
 こういうふうに述べておられますけれども、この内容について検討はなされなかったということなのでしょうか。

副市長(中山和範君)

 今議員おっしゃるように、6月議会、市長答弁の中で、政策によってどれだけの効果があったかということは私も知りたいと。そのため数字等を知りたいところでございますといったような御答弁をさせていただいております。
 そういった部分で申しますと、第6次敦賀市総合計画の実施計画において市が行う各施策に応じた指標を設定し、目標を定めて各事業を行っております。この指標に基づいた成果を検証するといった意味の中では、毎年、実施計画に基づく指標の評価ということで、7月から8月にかけてそれぞれ各事業について評価を行っております。
 そういったものに基づいて、その後の予算編成、査定等々に有効に生かしているというところでございます。

3番(北川博規君)

 ちょっと質問と答弁がかみ合わないという感じがするんですけれども、今のお話ですと、それぞれの施策を行うときにはその指標を設定する。そしてそれは評価していくということでした。
 私がお話ししていたし、今もお尋ねするのは、施策以前に根の伸びぐあいをしっかりつかむ必要があるんじゃないか。それに対して前回、今お話ししたように庁内でも検討していきますという御答弁がございました。それ以外にも市長は国勢調査云々というお話をされていましたけれども、それはことしは簡易調査ということで、全くそれは無理だということは存じ上げますけれども、施策を行うまでに根の張りぐあいをしっかり把握するということはなされてこなかったということでよろしいですか。

副市長(中山和範君)

 実態を把握してこなかったのかというような御質問かと思いますけれども、先ほどと若干重複いたしますけれども、市長を初め職員において議論を重ねる中にあって、個々の事業に対してそれぞれの課が把握している事業に対する根拠データというのがございますので、そういったものをもとにして政策の協議、そして最終的な判断といったところまで進めているというのが実態でございます。

3番(北川博規君)

 前回の話ばかりで申しわけないですけれども、そのときにお話しして、これをぜひ把握してもらいたいというふうにお願いしたつもりでいるのは、例えば貧困率、非正規率、それから平均給与。生活実態、労働実態、賃金というこのあたりに目を向けた、そういう状況把握、これが必要ですよということをお願いしたと思うんです。
 それが今言ったお話によると、それぞれの課がいろんな政策を打ち出すときに根拠データとしてそういうものを持っていると。そういうふうに捉えさせていただいていいわけですか。

副市長(中山和範君)

 議員おっしゃるとおり、そういったものは各課において対応するためのデータというものは個々に把握しているという部分の中で、それを全体と突き合わせて持っているかとか、例えば今議員御指摘の貧困率等々のデータとか、そういったものを市として持っているかというところにまでは、そういうデータまでは持っておりませんけれども、今申し上げた施策を議論するに当たってのデータというものは、個別のデータというのは持っておりますので、そういった部分の中でやっていくと。
 例えば国が行っております基礎的統計データのほかに、これは例えばですが生活保護の受給者数であるとか、児童扶養手当の申請者数であるとか、法人市民税の額などについても生活実態を示す一つの指標であるというふうに考えられますので、これらのデータについては各課において保有しておりますし、そういったものをもとに協議をさせていただいているというところでございます。

3番(北川博規君)

 この話を副市長さんとするのは、大変私としてもつらいんですよ。というのは、前回6月ですか、お話をお伺いしたときに、その中の中山副市長さんの言葉は、とても前向きで、とても可能性を感じた言葉でした。こんなふうに話しておられます。
 基礎的統計データ以外でも、例えば正規、非正規の賃金格差であれば、ハローワークの求人募集の賃金データ等からある程度の把握は可能かと考えられる。また、ひとり親世帯の数であれば、全ては把握できないものの児童扶養手当の申請者数から年度ごとの増減の傾向は推測できると思う。いずれにしても、今後、本市が各施策を進めるに当たって、基礎的な統計データを中心にそれに応じたデータを収集するなど、適切に対応し、実態を把握していきたい。こんなふうに考えていますという。
 これは私自身、いろんな質問、いろんなデータ云々というお話をしたときに、とても可能性があって夢のある言葉であったわけですけれども、その中にある実態把握の進捗状況というのは、現時点では今ほどのお話によるとどの状態にあるというふうに捉えればよろしいですか。

副市長(中山和範君)

 先ほどからの繰り返しとなりますが、要はいろいろな施策を進めるに当たって、今後いろんな政策、特に後期基本計画等々、そして実施計画を策定させていただく中で、今議員おっしゃる生活実態等々の把握し、全体としてのものが必要だとか、そういったところの必要性、判断する段階になりましたら、先ほど申し上げているように各データの収集、そういったことも必要だというふうに思いますし、そういった形でまた必要に応じて収集をさせていただきたいというふうに考えております。

3番(北川博規君)

 私たちが把握したいデータの一つに、ワーキングプアのラインと言われるものがあります。年収200万以下の率ということですけれども、実はこの200万以下の率を知りたいということで職員の方にお願いしました。そしたらデータを出してくださいました。ただそれは人数だったので、世帯の200万以下の率を出したい。それもいただけました。精査していないので、その数値は出せませんけれども、大変優秀な職員がそろっています。
 今現に先日の報道の中で、子供の貧困を、定義はいろいろありますけれども、山形大学の准教授は調査結果をして都道府県別の数値を出しました。福井県は全国で最も低い5.5%。また沖縄では独自に貧困率を調査した結果が公表されています。そして大阪では子供の貧困率の自主的な調査実施を決める。いずれにしても2013年に制定された子供の貧困対策推進法、この中にある都道府県の責務、子供の貧困対策についての計画を定めるよう努めるものという、この明記されている事柄について、それを具現化する取り組みが行われています。
 貧困以外のものも含めて、いろいろな実態が直接把握できないとしても、それにかわるものはなくてはなりません。もしも把握と分析がないまま現在があるとすると、根がどこまで伸びているのか、どこにどれだけ水を与えればよいのかわからないままに思いつきで根拠のない水を与え、根を腐らせてしまう。そういうことにつながりかねません。無駄、無理、むらのない政策を行っていくためにも、現状をしっかり把握していくことが望まれます。市長の新しい土づくり、これがその把握だと思います。
 改めてお伺いします。生活実態の把握、これに真摯に向き合い、指標、目標値を持って臨んでいきたいのですが、市長の所見をお願いします。

副市長(中山和範君)

 真摯に臨んでいただきたい、向き合って臨んでいただきたいということでございます。
 議員おっしゃるように、これから市長は土地を耕したところに肥料をやり、種をまき、水をまいていく。そしていろんな花を咲かせたいという強い思いの中で、議員おっしゃるようなそういう現状把握というのは大変重要であるという認識は当然持っております。そして、新たな指標となるようなデータ収集、分析には少々時間、労力、さらにはコストも当然必要になろうかと思いますが、そういったことも含めて取り組む必要が出てくるときが参ろうというふうに思います。
 それでも、当市のことでいいますと、議員のほうからうちの職員は優秀ですよというふうなお褒めの言葉もいただきました。そういった意味の中で、職員、日々の中でそういったいろんな自分の担当分野のそういったデータというものはしっかりと把握する中で企画提案といったものをする。そういう仕組みの中で行っております。
 そういった部分の中で、今後やらなければならないことといった部分を取捨選択する中で、まずは今保有しているデータをしっかりと活用して応じていく。そういった部分の中で、そういう姿勢で、そしてまた今議員おっしゃるような、さらに全体の生活実態というものを把握する必要が出てくるということがあれば、当然それに向けてまた全庁向いていくという考え方で進みたいというふうに思っております。

3番(北川博規君)

 市長の所見をお伺いしたいという、そういうふうにお願いしたんですけれども、それは難しいですか。

市長(渕上隆信君)

 市全体を捉えまして、統計的視点での生活実態の把握も確かに大事でございますが、例えば先ほど副市長が申しましたが、児童扶養手当や生活保護などの個々人あるいは世帯の生活実態を正確に把握して、個人に応じた適切な支援を行っております。
 そういう指標というのは、一応既存の制度の中で現実の実態を把握し対応しているというふうに考えております。
 ただし今後、社会の情勢等の変化により生活実態が変わってくる、また指標がそれに合わないという事態が生じましたときには、それを使うようになろうかと思いますが、今議員おっしゃられます子供の貧困率とかそういうものに対しては別の指標がありますので、それを有効に使っていきたいと思います。

3番(北川博規君)

 私も貧困、生活保護、それから準要保護、その数字を集約しました。しかし敦賀の実態は、悪くはないんです。自信を持ってその数値をしっかり示していく。そして、その維持、さらにアップするというその方向性をきちっと示していただきたい。そんなふうに思っています。
 特に沖縄ですか、そのデータは今あるデータをもとにして貧困率を出したということですので、新しい調査は抜きでそれは可能だと思いますので、よろしくお願いしたいな、そんなふうに思います。
 次に、敦賀市総合計画後期原案と中期財政計画についてお願いします。
 まず、市長が公約で掲げた敦賀再生と今回の再興戦略、この関係をどう位置づけられているのか。再興戦略の具体的な目標をお伺いします。

市長(渕上隆信君)

 私のマニフェストにおいて、敦賀再生を旗印としているところでございます。この敦賀再生のマニフェストに掲げました各項目について、市長就任以降、市民の皆様とさまざまな意見を交換させていただくとともに、庁内での議論を深める中で、敦賀市再興プランとして策定したところでございます。
 詳細については担当部長より答弁いたします。

企画政策部長(池澤俊之君)

 それでは私のほうより敦賀市再興プランの具体的な目標につきまして答弁させていただきます。
 具体的な目標につきましては、今回、特に力を入れるべき政策として設定しました5つの再興戦略のうち3つについて定量的な数値目標を設定しております。
 具体的に申し上げますと、再興戦略1の北陸新幹線敦賀開業に向けた受け皿づくりにおいては、平成32年時での観光入り込み客数を200万人以上としております。また再興戦略2の地域経済の活性化、これにつきましては、地域経済における有効需要の創出として平成32年時で8.9億円、また再興戦略3の人口減少対策の推進においては、平成32年時での人口規模の維持としまして平成32年時で6万6300人としております。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 今お伺いした内容ですけれども、それは手段だと思うんです。再興戦略という、その手段を使って、それでは何を達成していこうと思っているのか。そのあたりをお聞きしたかったんですけれども、いかがですか。

企画政策部長(池澤俊之君)

 従来の基本計画の策定方法につきましては、縦串ということで基本計画をまず策定いたしまして、それぞれの項目につきまして施策を打つ、施策を実施していく、そういうふうな形になっておりました。それに対しまして、特に重点的な事業につきましては今回横串という形で再興戦略プランと位置づけまして、横串という形で重点的に取り組む、そういった政策を5つの再興戦略プランとしたものでございまして、これをすることによりまして、より横断的に先鋭的に充実的に取り組むことができるようになる。こういったものでございます

3番(北川博規君)

 恐らくもう一度聞いても、あくまでも手段、その範囲から抜け出せないのかなと思っています。それを使って、再興戦略を使って何かを達成するというか、何か目標に向かってやっていくという、その部分が大事ではないかなと思いますので、またそのあたりも含めて御検討いただきたいなと思います。
 敦賀市長になられて初めての予算編成となります。今回の再興戦略プラン、これは渕上市政のあらわれだとも思います。どこに特徴があるのかも含めて、市長の思いを含め、語っていただきたいと思います。いかがでしょうか。

市長(渕上隆信君)

 今回の後期基本計画として、敦賀市再興プランの案を取りまとめたところであります。今部長が言いましたけれども、この特徴といいますと、総合計画は政策体系が縦割りかつ並列的、総華的となっておりますが、今回のやつではどこに力を入れていくかということについてもわかりやすくするために、特に政策間連携を深め、重視していく政策について横串を入れて再興戦略として設定しております。
 この中で、今後5年間という計画の中で、北陸新幹線開業に向けた受け皿づくりに取り組みむ中で観光を軸としたまちづくりを進め、これによる地域経済の活性化を図るとともに、産業振興や健康づくりの推進等による人口減少対策に積極的に取り組んでいきたいと考えています。
 またもう一つは、地方創生を地域間協調と捉え、一体的な経済圏、生活圏の構築といった長期的な構想を描くとともに、これらの再興戦略を進める上で必要となる行財政資源の確保に向け、行財政改革にも積極的に取り組んでいく所存です。

3番(北川博規君)

 予算には方向と力とタイミング、これが必要だと思います。いわゆるベクトルというものだと思います。方向とは、何に向けて投入するのか、そして力とは、タイミングとはコウカということになると思います。それを明確にした予算編成、明確にしていく説明責任を果たしていただくことをぜひこれからもお願いしたいと考えます。
 次に、「世界とつなぐ港まち みんなで啓く交流拠点都市 敦賀」という将来都市像、それに向けた5大政策、そして縦割りとなっていた課題解決に向けた5つの再興戦略を横串として通した。一体的に推進することであるという、そういう説明はいただきましたけれども、前期基本計画の推進にしても10カ月余りの市政においては、まだこの縦割りという難しい課題は解決されていないと思います。横串を機能させていくためには、部局を超えた連携と協議の場が必要だということは市長の答弁の中からもこれまで出ています。それは大いに賛成するところです。具体的な姿を考えますと大変難しいものがあるのも間違いありません。
 市長は、横串を生かし、横断的な取り組みを生かすためにどのような組織改革をされていく考えなのか、お伺いします。

市長(渕上隆信君)

 今定例会の提案理由でもお示しいたしましたとおり、現在、機構改革を検討しておりますので、4月にはお示しできると思っております。
 また部局横断的な取り組みにつきましては、従来課題として挙げられておりますが、組織の整備はもちろんのこと、職員が実務において個々の行政課題を適切にくみ取り、縦割りの意識を解消しながら柔軟に、かつ積極的に連携をとることが肝要でありますので、組織の整備とあわせ、実践の中での意識改革にも取り組んでまいりたいと思います。

3番(北川博規君)

 難しいのは、各部局横断というもの、これをどのように調整して確認の場をどのように設定していくのかという具体的な姿なんですけれども、それについてお考えはございませんか。

市長(渕上隆信君)

 横断的な部分をどう確認するかということになりますと、副市長のほうでマネジメントするということになろうかと思いますが、もう一つ、機構改革も当然やりますけれども、今ある組織の中ででもそういう職員の意識というのは非常に大事だと思っております。そういう意味では、縦割りに固執することなく横の連携でやってみる、何回かやるうちに上手にできるようになるという、なれるということも一つの進め方だと思っておりますので、そういうこともやっていきたいと思っております。

3番(北川博規君)

 再興戦略というものがなかなかイメージしづらい。今の部分を含めて横串というものが大変イメージしにくい。5に5ですから25、マトリックスの中で25のポイントが生まれてきます。その中でイメージを少し確かなものにするために、一つの横串、その中でそれぞれの5つの重点項目、それぞれどんな取り組みをイメージしているのかをお聞きしたいんですけれども、各分野が現時点で持っておられる具体的な方向、それを財政改革、人口減少社会に対応した行財政への転換という、この横串に関してお話しいただけるとありがたいです。

企画政策部長(池澤俊之君)

 実は私どものほうで想定しておりましたことは、再興戦略1番の北陸新幹線敦賀開業に向けた受け皿づくり、これを例として御提示させていただきたいというふうに思っておりまして、よろしいでしょうか。
 まず再興戦略1の北陸新幹線敦賀開業に向けた受け皿づくり、これにおきましては、主に市街地の活性化及び観光の振興という2つの基本計画、いわゆる縦串ですけれども、この2つの基本計画が当てはまるものでございます。
 このように再興戦略である横串の設定によって一つの事業を一つの基本計画、縦串ですけれども、一つの基本計画に分類するのではなく、当てはまる全ての基本計画を同列とみなし、より戦略的、先鋭的な展開を目指すものでございます。
 この具合的な例といたしましては、予算事務事業にて申し上げれば、赤レンガ倉庫運営事業や赤レンガ倉庫の周辺環境整備事業等が挙げられるものと考えております。赤レンガ倉庫関係の事業につきましては、これまでの総合計画であれば単に観光の振興ただ一つの縦串、基本計画、これに集中されるものでございますけれども、しかしこれが受け皿づくりといった再興戦略に位置づけられることで、観光振興のほかにも他の地域の開発等も見据えた市街地の一体的整備、また歴史的建造物の活用といった文化振興の要素、こういった幾つかの要素、こういったものも事業目的に加わることとなります。
 こうしたことから、再興戦略の推進におきましては、今御案内しました赤レンガ倉庫のように、さまざまな基本計画、縦串の要素を踏まえこれまで以上に部局間、政策間の連携を高めて推進していく、こういった所存でございます。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 それぞれの縦串に、5つの縦串に横串が1本刺さった。ということは5つのイメージがそれぞれに生まれてくるというふうに私たちはイメージしましたけれども、そうではないということですか。
 わかりました。市長も同じということでよろしいですか。
 いずれにしても再興戦略が組織改革とリンクしていく、これは間違いないと思います。というよりも一体的に進めなければならないものだと考えます。じっくりと腰を据えて進めていただきたい。機会があれば、また聞かせていただこうと思います。


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