市議会の記録

◎児童クラブ・就学前教育


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【平成27年9月議会】
【平成28年9月議会】


 【平成27年9月議会】

3番(北川博規君)

 3つ目の質問に入らせていただきます。
 児童クラブの現状と改善についてということですが、6月議会に市長は幼稚園保育園の値上げを行わない旨の提案をなさいました。結果的には組みかえ動議によって見直しを求められることになりましたが、子育て支援に対する市長の高い志をかいま見ることができ、大変うれしく感じた部分でもあったのは事実です。
 さて、きょうはそんな市長の子育て支援に対する姿勢を再度確認させていただくことになるものと思います。質問に入らせていただきます。
 まず、市長の子育て支援に対する思いをお聞きしたいと思います。

市長(渕上隆信君)

 私は、敦賀の持つたくさんの宝の中で、子供は最も大切な宝の一つだと考えております。
 核家族化が進み、仕事と子育ての両立等、それぞれの家庭がさまざまな問題や不安を抱えております。将来を担う子供たちが健やかに成長していくためには、学校と親、地域と行政が協働し、支え合って子供と親の成長を支援していくことが重要だと考えております。

3番(北川博規君)

 夏休み中でしたが、17の児童クラブを回らせていただきました。その中で、ほとんどのクラブが共通して抱えている問題を5点示させていただき、これからの方向性を確認したいと考えます。場、人、賃金、予算、そして雪、この5点でございます。
 1点目は「場」です。
 夏休み中、朝7時半から夕方6時まで、いろいろな工夫をして子供たちの生活を確保しておられました。ほとんどの児童クラブは活動場所は1部屋ないし多くて2部屋。市が確保してくださった場所では大変だろうということで、各地区の御厚意であいている部屋を使わせていただいているクラブもありました。30人近くの活動的な小学生が1日生活するには、誰が見ても大変だということが伝わってきました。
 その中で感じたのは、定員を超えている場合もございました。規定に合っているのだろうかということです。児童クラブ設置に決められている1人当たりの広さの規定はどのようになっておりますでしょうか。そして、それは満たされているのか、お伺いします。

福祉保健部長(北野義美君)

 児童クラブの専用区画の面積は、児童1人につきおおむね1.65平方メートル、畳1枚ということになります。一部児童クラブではこの基準に満たないところもございますが、施設と併設されている児童クラブにつきましては、当該施設の利用者の利用状況を考慮しつつ、児童クラブ以外のスペースを共用させていただくことによりまして対応をしております。
 なお、このおおむね1.65平方メートルの基準につきましては、条例におきましては、当分の間適用しないということの経過措置がつけられております。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 今ほどのお言葉の中にありました「考慮しつつ」というこの部分。見て回って、保育園と併設、そして児童館と併設たくさんございました。その中で、考慮はされているのだと思いますけれども、大変な子供たちの数で、状況としては決してよくないということを感じました。またそのあたりもいろんな点から御配慮いただけることを期待して、お願いにかえさせていただきます。
 今回この問題を取り上げたのは、12月に冬休みがやってくるということです。冬場は夏場以上に大変な状況だと思います。さらに生活の場が狭められることにもなりかねない。今後、冬場に向けてどのような改善をしていくお考えなのかお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

福祉保健部長(北野義美君)

 児童クラブの登録人数は、夏休み期間中は通常の登録児童に一時入所児童が加わるんですけれども、冬休み期間中は通常の登録児童のみとなります。
 夏休みの一時入所につきましては、各児童クラブの申し込み状況等を考慮しまして入会の児童クラブを決定しているところでございますけれども、基準を超えることが予想される場合には、保護者の了承をいただきまして校区外のクラブへの入会もお願いするなどの調整をしいるところでございます。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 冬休みは通常と同じということを聞いて安心しましたけれども、ぜひお願いしたいと思います。
 それでは、2点目は「人」です。
 ほとんどのクラブが代表者を中心に三、四名の職員の方によって運営されていました。人数の規定はどうなっているのでしょう。敦賀市の場合はどうなっているのか教えてください。

福祉保健部長(北野義美君)

 児童クラブの支援員につきましては、児童40人以下に対して2人以上というふうになっております。各児童クラブとも、この基準を満たして運営をしております。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 今ほどの40人以上で2人以上、これは必ず守られているのは確認させていただきました。
 ただ、その中で気がかりなのは6.5%という数字です。これはどういう数字かおわかりになっていると思いますけれども、現在の小中学校で発達障害等の支援を要する児童の率。つまり決してその子たちの責任ではないにもかかわらず、動きが多かったり、狭い空間の中や騒がしい場では集団生活に適応しづらい子供たちの率ということになります。
 その子を初め、ほかの子供たちの生活を安定させ、安全を確保するためには、目を離さず寄り添う必要が出てまいります。そのことを考えると、30名の児童を預かる場合には1ないし2名の支援を必要とする児童が存在し、現在の職員数ではとても対応し切れない。それは想像にかたくございません。
 現状と今後の方向性をお聞きしたいと思います。

福祉保健部長(北野義美君)

 確かに議員おっしゃるように、そういう児童の方もいらっしゃるということでございますので、それぞれの児童クラブごとに事情等を考慮いたしまして、職員の加配といいますか増員をしているところでございます。

3番(北川博規君)

 特にその折に頭に置いてほしいのは、グレーと言われる、そういう状況に疑わしいんだけれどもその数には入らないかもしれない、その部分についても十分に配慮いただきたいと思います。
 3点目は「賃金」です。
 先ほどお話ししたように、敦賀市は資格を持っていない場合は735円。ちなみに隣の美浜町は850円とお聞きしております。何よりも子供たちの放課後の生活や長期休業の生活、いわば命を預かっている立場で気の休まることのない職員の賃金としては、余りにも低い、定額であると言わざるを得ません。
 市長さん、どのようにお考えでしょうか。

総務部長(刀根茂君)

 私のほうからお答えさせていただきます。
 パート職員を初めとする非常勤職員の給与につきましては、その資格や職責等を勘案しまして、正規職員も含めた全体のバランスを考慮して定められているところでございます。
 したがいまして、資格のないパート職員が他の団体と比較しまして低額であるからといって、その職だけを改正するということについては難しいと認識しております。もし改定するということならば、全体のバランスを考慮しながら非常勤職員全体の給与を見直すときに行うべきと現時点では考えておるところでございます。

3番(北川博規君)

 それでは、全体を見直すときというのはいつごろやってきますか。

総務部長(刀根茂君)

 パート職員の最低賃金というのが出ておるわけでございます。今回、県のほうで16円上がりまして732円だと思います。そこを下回るということになれば当然そこまでは上げるべきだと思いますので、そういった段階になろうかと思います。

3番(北川博規君)

 現在735円ですので732円を下回ることは絶対ないと思うんです。ただ全体として見直しをかける、その機会は適切に判断していただいて、ぜひ命を預かるというこの重みを考えていただきたい。さっきも申し上げた近隣の町へ流れ出ていく、そういうことが絶対にないように保障していただきたい、そのように思います。
 4点目は「予算」でございます。
 1日当たりの児童クラブに準備された予算はどれだけなのでしょう。また、それは何のために活用できる予算なのでしょうか。教えてください。

福祉保健部長(北野義美君)

 平成27年度は各児童クラブに対して児童1人につき1日当たり、おやつ代と、それから材料代として約100円を予算配分しております。
 児童クラブでの活動は、適切な遊び、生活を図ることを目的としており、学校での活動とは異なっているところでございます。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 長期休業中は、どのようになりますでしょうか。一緒ですか。

福祉保健部長(北野義美君)

 それだけ変わらないというふうに思っております。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 もちろん保護者負担があるのは存じ上げております。ただ、1人1日の生活を考えると、100円で、おやつを代表者の方は本当に苦労して工夫して確保する。
 そして、もし夏休み中など、どこかへ連れていってやりたいと思っても、バス代も到底望めない。そのような現状にあります。毎日先ほどお話ししましたように何時間も、中には10時間近くその場にいる子供たちが多い中で、予算面での支援はぜひとも必要かなと思いますけれども、予算ですので、これは市長ぜひお願いします。お答えください。

福祉保健部長(北野義美君)

 先ほどでも答弁させていただきましたけれども、児童クラブでの活動は適切な遊び、生活を図ることを目的としており、学校での活動とは異なっているということですし、また、バスの借上代等による支出の増に対応するには保護者の費用負担も求めることになりますので、そこら辺については慎重に考えてまいりたいというふうに思っております。
 以上です。

3番(北川博規君)

 よろしくお願いします。残念ですけれども、次、5点目に移らせていただきます。
 5点目は「雪」という問題です。
 どのクラブも女性職員がほとんどです。その中で、保護者の送迎も視野に入れた除雪に頭を痛めておられるというのが現状でございました。これは小中学校にも言えることですけれども、ここは児童クラブに絞ってお話しさせていただきますが、保護者が安心して送迎できる場であるためには、除雪対策の中に幼稚園、児童クラブ、保育園、そのあたりの適切な除雪体制をお願いしたいと思いますけれども、先ほど除雪体制についてお伺いしましたが、ここでも行政、職場、除雪に当たる業者との調整が行われるべきだと考えますが、いかがでしょう。

福祉保健部長(北野義美君)

 除雪につぎましては、かねてより併設の施設の管理者であったり地区の方々などの御協力をいただいております。この場をおかりしまして厚くお礼を申し上げます。
 除雪につきましても条件が異なるため、現在、各児童クラブからの要望を集約しているところでございます。集約後、関係課や施設の管理者等と協議してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

建設水道部長(寺島昭広君)

 除雪でございますが、今議員さんおっしゃるのは機械の除雪をおっしゃっていることかと思います。先ほどの答弁の中でもお答えしたように、敦賀市の除雪車の台数というのは県内でも上位のほうに、3位でございましたから上位のほうに位置しているというふうに考えてございます。
 除雪なんですけれども、午前7時までに除雪が完了するように連絡をしておるわけなんですが、降り方、それから降雪の量、こういったものによって午前7時に終わらない場合も出てまいります。全ての児童クラブの除雪がどの業者が入っているかは存じ上げませんが、おおむね市道の除雪を行っている業者が市道の除雪が終わった後に各施設の除雪を行っているんじゃないかというふうに考えてございます。
 そういうことで、雪に対してはなかなか我々の思うとおりいかないというのが現状でございまして、市道の除雪でもことしの冬、正月もよく降りましたし、2月9日、10日、こういったときにも大変な量がございました。そういうことで皆さんの御協力を得ながら、除雪に対しては皆さん協力して行っていただきたいというふうに思っております。
 以上です。

3番(北川博規君)

 おっしゃることはとてもよくわかるんです。ただ、それぞれ17の児童クラブを一度ぜひ見に行っていただきたい。中には本当に広いスペースがあり過ぎてとても手が回らない。逆に細々していてとても難しい。いろいろございます。
 今5点挙げましたけれども、17の児童クラブそれぞれに事情は異なっています。その環境の差は決して小さくない、そのように感じました。
 今回の補正予算の中に100名を超える児童を抱える中央児童クラブの改修費が計上され、児童クラブが広くなることはすばらしいことで、うれしいことです。それぞれに抱えている問題は各種ございますが、それほどの予算をかけずに解決できるものも少なくございません。ぜひ早急に児童クラブの要望を吸い上げる機会をつくっていただき、適切に対応することをお願いいたします。
 その点について、予算的な部分も含めて市長のお考えをお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。

市長(渕上隆信君)

 確かに児童クラブの各クラブにつきましては、議員さんおっしゃるように多種多様な問題を抱えているということでございますので、予算も含めていろんなところで検討してまいりたいと思います。
 あとは部長のほうが答えます。

福祉保健部長(北野義美君)

 各児童クラブにつきましては、議員おっしゃるようにいろいろなケースがございます。解決すべき問題もさまざまというふうに捉えております。
 児童クラブでは、定期的に連絡会を開催し協議する場を設けており、また、児童クラブの職員が事務連絡のために本課といいますか児童家庭課へ来たときには、何か問題があれば、その都度相談に対応しているところでございます。もちろん必要があれば児童クラブを訪問し、現地確認等も行っているところでございます
 修繕等が緊急なものにつきましては速やかに対応いたしますが、予算に限りがありますので、優先順位の高いものから対応をしているという状況でございます。
 また8月末には、各児童クラブから施設、設備、それから児童クラブの登録人数等、運営に関する現場の意見を求めまして、直接職員から状況等の聞き取りも行いましたので、今後、児童クラブの運営に反映させていければというふうに思っております。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 最後に、私が回っていて一番寂しさを感じたのは何なのかなと思いますと、それはフェンスです。小学校を活用している幾つかのクラブを訪問させていただいたときに、子供たちの活動範囲を明確にするために設置されているものでした。学校管理上の問題は十分にわかりますし、もし自分が管理者の立場であったら同じことをするのかもしれないなと思いながら、それでもやや違和感を感じたというのが事実です。
 悪天候や雪のとき、別の出入り口を使用しなければならないというクラブも少なくありませんでした。だからこそ行政一体となって知恵を絞ってほしいのですが、その点どのようにお考えでしょうか、お願いします。

福祉保健部長(北野義美君)

 児童クラブにつきましては、共働き家庭など留守家庭の児童に対しまして放課後に適切な遊びであったり生活の場を与えて、その健全育成を図ることを目的といたしております。
 児童クラブには、子供たちは「ただいま」というふうに入ってきますし、指導員は「おかえりなさい」ということで迎えます。学校の中に設置された児童クラブでありましても、小学校の玄関を出て児童クラブの玄関から入ることで、学校の延長ではなく、学校から児童クラブという別の場所へ気持ちを切りかえるという面もあろうかと思います。家に帰ったときのように、子供たちは指導員に学校であったことを話している状況でございます。
 また現状では、常に校舎内を通って下校することは管理上難しく、すぐに解決できない課題もございますけれども、小学校と協議の上、柔軟に対応できるよう教育委員会と連携して取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 奇しくも今御答弁の中にありましたけれども、教育委員会と協議して。この部分、それが一番フェンスを象徴している部分なのかなと、そのように思います。つまりフェンス、それが現在の敦賀市の子育て支援の義務教育制と、それから児童家庭課、そのフェンスのように感じてなりません。
 新教育委員会制度がスタートした今です。子育て支援という大きなくくりの中で、市政全体で取り組むべきものであると考えますが、市長のお考えをお伺いします。

市長(渕上隆信君)

 先ほども申しましたとおり、私は子供は敦賀の宝だというふうに考えております。
 子育て支援につきまして積極的に取り組み、事業を展開し、確実に達成するためには、市民との協同だけではなくて庁内の密接な連携は不可欠であり、関係機関の力を集結して取り組むべきだと考えております。
 今のフェンスのこともそうですが、もう一つ、中央児童クラブの改修に当たっては、児童クラブへの学校の大きな理解というのもございました。部局を越えた連携に今後も取り組んでいきたいと考えております。

3番(北川博規君)

 ぜひ知恵を絞っていただきたいと思います。これからの児童クラブを初め子育て支援の取り組みがチーム敦賀という枠組みの中で進められていくことをお願いして、児童クラブに関しての質問を終わらせていただきます。


【平成28年9月議会】

3番(北川博規君)

 次に、大きな項目、子ども・子育て支援についてお伺いします。
 6月議会最後、この質問の最後に、部長、教育長、市長、この3人の方には夏の児童クラブの現状を直接見ていただきたい、そんなお願いをさせていただきました。
 まずお聞きします。教育長は現在の児童クラブの現状をどのように捉えておられるのか、お伺いします。

教育長(上野弘君)

 ではお答えさせていただきます。
 議員は御承知だと思いますが、放課後児童クラブにつきましては、国においては厚生労働省、放課後子ども教室につきましては文部科学省の所管でございまして、市では、放課後児童クラブは児童家庭課、放課後子ども教室につきましては教育委員会の生涯学習課の所管となっております。
 所管外のことでございますが、訪問し感じたことを述べさせていただきます。
 8月に幾つかの放課後児童クラブを訪問させていただきました。夏季休業中の児童クラブには、1年生から6年生までのお子さんが夏休みの課題や読書を済ませた後、小集団で将棋やレゴブロックをやったり、ドッジボールなどの大集団の遊びを通し、元気に過ごしておりました。
 また、小学校とも教頭先生方を中心に、毎日、通所する児童の数や下校等の変更点など丁寧なやりとりがなされ、連携が図られているなというふうに感じたところであります。

3番(北川博規君)

 徐々に児童数は減少していきます。ただ、現在の児童クラブの現状は大変厳しい。今後の利用数の見通し、そしてそれに対する対応をお伺いします。

福祉保健部長(上坂義明君)

 児童クラブの現状と今後の見通しにつきましてお答えさせていただきます。
 子ども・子育て支援新制度がスタートした平成27年4月に、児童クラブの対象を小学3年生から6年生までに拡充するとともに、新たに5クラブ新設し、委託事業と合わせて17カ所、定員876名で運営しております。
 登録人数につきましては、それぞれ5月1日現在でございますが、平成26年度604名、平成27年度707名、平成28年度788名と毎年増加しております。しかし、1年生の登録人数は、平成26年度276名、平成27年度272名、平成28年度251名と減少傾向でございます。
 登録人数がふえているのは、継続して児童クラブを利用する児童がふえているためだと思われます。対象を3年生から6年生までに拡大した平成27年度の新4年生が6年生になる平成29年度が今後の児童数の目安となると考えています。
 今後の対応につきましては、将来的には児童数は減少する見込みではありますが、児童クラブの増設等につきましては、継続率の分析結果等、総合的に判断して考えていきたいと思います。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 課題はたくさんあります。いろんな課題の中で、場所の問題がございます。職員の方とか地域の理解、それを得てぎりぎりのところで運用されていますけれども、1部屋だけに10時間、夏休み中過ごす、そういう児童クラブもございます。
 厚生労働省令の基準第9条第1項、規定する専用区画として、「児童にとって安心・安全であり、静かに過ごせる場をいう」とあります。現状をどのように捉えておられるのか。また、クールダウンをする必要がある子供たちはやはり年々ふえています。その場所の確保、これについてどのように対処していくのか、お伺いします。

福祉保健部長(上坂義明君)

 児童クラブは、現在、学校や公民館、保育園等の区画をお借りして運営しております。いずれも施設の管理者及び他の利用者の御協力のもと、開所時間につきましては、遊び及び生活の場としての機能並びに静養する場として専用に利用させていただいております。
 児童クラブの設置については、児童1人につきおおむね1.65平方メートルという基準があり、現在のところ敦賀市はほぼこの基準を満たしております。また、施設によっては専用区画以外の場所も開放していただいているところもあります。
 クールダウンのための場所が必要なお子様もいらっしゃいます。専用スペースの確保につきましては、施設内のスペースを臨時的に使用させていただくことにより、対応はおおむね可能だと考えております。
 学校の長期休業中は、施設の協力で専用区画以外の体育館なども利用させていただいております。また各児童クラブも、ニュースポーツ教室や児童クラブ間での交流、子供たちと一緒に準備にも時間をかけるイベントなど、長期休業だからこそできることに取り組んでおります。
 決して十分な環境とは言えないかもしれませんが、今後も周囲の方の御協力をいただきながら運営してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 十分な環境とは言えない、そのことを自覚しつつも現状に甘んじなくてはならない部長さんのつらさは伝わってきます。ただ、今のままでは大変厳しい。このことだけは市長も十分に認識いただきたいなと思います。
 設備、この面でも大変厳しいです。人数を抱えるんだけれども、その人数分のロッカーがない。下足場所がない。こういう場所もございます。
 児童クラブのトイレをごらんになったことはあるでしょうか。今、子供たち、洋式でないと用を足せない子供もふえています。ところが保育園に入っている児童クラブは、児童クラブの用便器は和式だと。だから保育園の洋式の便器を使いなさい。保育園の洋式の便所、本当にそれはそれはかわいらしいかわいらしい。あそこで小学3年生が用を足すって考えられない。そんな状況の中で生活せざるを得ない。これはやはりとてもおかしい。ぜひその部分にも正面から向き合っていただきたいな、そんな思いでいっぱいです。
 現在、17カ所の児童クラブの中で、先ほどあったように学校併設、公民館に併設、体育館に併設。教育委員会の施設を活用しているクラブが7カ所ございます。今後、場所によってその範囲を拡大していくことも検討すべきだと思います。
 対象が小学生であるということを考えると、小学校や教育委員会が監督権を持つ場所を活用していくことは十分に考えられる。となると、児童クラブを教育委員会学校教育課の所管とすることは考えていくつもりはないのか。その点をお伺いします。

教育長(上野弘君)

 お答えさせていただきます。
 議員御指摘の学校教育課というのはございませんので、訂正をお願いいたします。
 放課後児童クラブのことにつきまして私がお答えするのは適切ではないと考えておりますが、放課後児童健全育成事業につきましては、厚生労働省が所管する児童福祉法の規定に基づき、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対し、授業の終了後等に小学校の余裕教室や児童館等を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図るものであります。
 よって、本市におきましては、その事業を放課後児童クラブとして児童家庭課が行っているところでございます。
 円満な事業推進のためには、各現状の所管において必要に応じ協力連携を図りながら、子供たちによりよい環境を提供していくことが最適と考えております。

3番(北川博規君)

 こんな話をしますのも、教育委員会が所管となればいろんなことが解決する部分もいっぱいあることを見に行って感じました。
 福井市は教育委員会所管となっています。その背景には、そのほうが子供たちにとっていいんだという、その思いがある。いろんな問題を抱えながらも、やはり児童クラブを教育委員会所管としている。そういう市町がある。そのことも一応頭に置いていただいて、ぜひいろんな機会に検討いただければなと思います。
 2つ目の項目に入らせていただきます。
 就学前の教育。
 幼稚園はもちろんです。保育園もまた教育の範疇であるということは、これまでの教育大綱での確認の中でも明らかです。
 この夏、公立の保育園、幼稚園を回らせていただきました。その中で印象深いのは、児童クラブと同様に職員の方の献身的な活動、その中から個別にはそれぞれの要望はお伝えしますけれども、担当者にお伝えしますが、共通している大きな項目を取り上げて、ぜひ要望をしていきたいなと思います。
 まず施設設備ということです。11の保育園、2つの幼稚園、ほとんど共通していた中で、一つはホールに冷房がない。夏、ホールは30度を超えます。その中で30名以上の幼児が活動します。私たち自身も例年暑さが増していくな、そんなふうに感じている中で、子供たちの活動の場所であるホール、ここの冷房設備は子供たちの安全を確保するために、保障するために不可欠なものであると考えます。大変高額なものだと思います。きちっと予算を確保して、数園ずつ定期的にきちっと設置を保障していくことが大切だと考えますが、教育長のお考えを伺います。

福祉保健部長(上坂義明君)

 保育園につきましては、現在11ある公立保育園のうちホールに冷房が設置されている園は3園、黒河保育園、東浦保育園、東郷保育園であります。いずれも建設当時から設けられているものでございます。
 冷房の設置につきましては、昨今の異常気象、熱中症対策等に鑑み、その必要性は認識しているところでございます。
 しかしながら現在、限られた財源のもと、安心かつ安全な保育園運営の観点から、老朽化した保育園の改修を優先的に努めております。具体的には、屋上防水改修及び漏水に伴う外壁改修等でございます。改修が済んだ時点で、保育環境の充実については改修、統廃合を含め検討していきたいと考えております。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 予算の問題が大変大きなネックになっている。そのことを確認した上で、もう1点、共通していた点ですけれども、駐車場の問題です。職員の駐車場の確保はもちろん必要ですが、それ以上に次々に送迎に訪れる保護者の方、100名近くの保護者のための駐車場、これは不可欠な部分です。退園する時間帯には園長さんや保育士さんが交通整理に出なくてはならない、そういう状況を何園も確認しました。駐車場の確保は園長さんの仕事なんだろうか。行政サイドの責任ですべきことじゃないのか。そんな思いを強くしています。
 この点について答弁をお願いします。

福祉保健部長(上坂義明君)

 駐車場につきましては、昨年、長年の懸案事項だったつるが保育園において10台の駐車場を整備させていただきました。
 今後とも園長などによる園児の安全管理は必要だと思っており、保育園周辺の状況等を勘案し、可能な限り駐車場の確保をさせていただきたいと考えております。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 今クーラーの問題と駐車場の問題を挙げましたけれども、いずれも子供たちの安全に関する問題です。
 きのう、かなり無理をして南公民館の駐車場を確保するのに3000万使った、こういうお話を伺いました。その3000万があれば解決できるのではないか、そんな思いを強くしたのは私だけではないと思うんです。現場の抱える多くの課題です。
 その要望事項、それがどのような流れで提案され、どんなふうに予算化されていくのか。その流れを確認しておきたいと思います。

総務部長(刀根茂君)

 それでは私のほうから予算編成過程について御説明させていただきます。
 お話にありました保育園を例にとりますと、各保育園からの要望事項は所管である児童家庭課において取りまとめられ、福祉保健部内で精査の上、予算要求が行われるということになります。その予算要求に基づきまして、緊急性や重要度、財源、さらには組織全体のバランス等を勘案しながら予算査定を行い、予算化をしていくという流れになろうかと思います。
 以上です。

3番(北川博規君)

 その流れの中で、予算化できない、この判断はどの時点で誰がされるのか。そしてその場合、現場の姿をどれだけ把握しているのか。その点についてちょっとお聞かせいただけるとうれしいんですけれども。

総務部長(刀根茂君)

 それではお答えいたします。
 予算化の判断についてでございますが、経常的な経費につきましてはおおむね財政課長査定、政策的判断が必要となる経費については私、総務部長査定、さらには市長査定の段階で判断するというものでございます。
 また予算編成過程におきまして、その必要性が机上のやりとりでは判断しがたいものにつきましては、必要に応じて現地視察や聞き取りを行い、状況を十二分に確認した上で判断を行っているところでございます。
 しかしながら、限られた予算の中では全てにおいて予算化することは難しく、緊急性、安全性等を勘案しながら順次取り組んでいるのが現状だということでございます。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 その中で、要するにスタート段階、配分される予算の枠、その中で結局、福祉部の中で削られていかざるを得ない。そういうものが多い。これを感じています。
 ですから余りにも真面目で誠実な敦賀、そこに勤める職員、そこに甘え過ぎている部分がありはしないか。そして心優しい敦賀の方針、これが本当に生かされているのか。
 ゼロ、1歳の部屋を見ます。そして昼寝をしている子供たちの姿を見ます。弱くて本当に無防備。ですから、あの子たちを守っていくのは私たち大人なんだということをもう少しきちっと把握した上で、今2つ大きなものを挙げましたけれども、これについては枠取りという段階から頭の中に置いた予算配分をお願いしたいなと。そのことをぜひ訴えておきたいなと思います。
 いずれも命にかかわる問題であるということをぜひ御理解いただきたいと思います。
 次に、職員の処遇改善について伺います。
 児童クラブ、保育園、幼稚園という子育て支援にかかわる場を訪問させていただいて、やはり大きな課題は今挙げた2つのところ以外にございます。それは人という問題です。職員の処遇、特に臨時やパートの方の時給の問題、ここにあります。
 まず実態についてお伺いします。児童クラブ、保育園、幼稚園、現在の正職以外の方の割合はどれだけでしょうか。

福祉保健部長(上坂義明君)

 お答えいたします。
 児童クラブにつきましては、嘱託職員が23.2%、臨時職員が56.5%、パート職員が20.3%、割合のほうは100%でございます。
 保育園につきましては、嘱託職員0.6%、臨時職員24.9%、パート職員21.5%となっており、非正規職員の割合は47%となってございます。
 以上でございます。

教育委員会事務局長(池田啓子君)

 では幼稚園の部分についてお答えいたします。
 本市の公立幼稚園2園の正規職員以外の割合は42%で、そのうち臨時職員が2名、パート職員が6名でございます。
 以上でございます。

福祉保健部長(上坂義明君)

 今のデータのほうは28年9月1日現在でございます。

3番(北川博規君)

 いろんなところを回っていくと、こんな話を伺います。幼稚園の先生、それから保育士さん、児童クラブの職員の方が少しでも時給のいい美浜町へ流れていく実態があるんだ、こういうふうに耳にします。この実態について、現実どうなのか教えてください。

総務部長(刀根茂君)

 それでは私のほうからお答えさせていただきます。
 敦賀市在住の方で、美浜町の保育園や児童クラブで勤務している方がいらっしゃるということは存じております。しかし、近隣市町村に在住の方で敦賀市の保育園とか児童クラブに勤務している方もおられるということもあるわけでございますので、認識としてはそういう形を持っているわけでございます。

3番(北川博規君)

 敦賀から美浜へ行く人もあれば美浜から敦賀へ来る人もいるから相殺してゼロだと。この理屈は成り立たないのは誰が見ても明らかだと思いますけれども、その根本的な原因というか、時給ですね。他市町、特に美浜町の状況を含めて、他市町のその人たちの時給について教えてください。

総務部長(刀根茂君)

 それではお答えいたします。
 敦賀市の幼稚園教諭と保育士の単価については805円でございます。また児童クラブ指導員については、有資格者が805円、無資格者が735円でございます。
 美浜町の保育士の単価は910円ということで聞いております。また、無資格の児童クラブ指導員補助職員の単価が860円と聞いているところでございます。
 以上です。

3番(北川博規君)

 では伺います。教育政策課が確保している学校支援員、この時給はどれだけでしょうか。

教育委員会事務局長(池田啓子君)

 お答えいたします。
 教育委員会が雇用しております学校支援員の方々の時給は1000円でございます。
 以上でございます。

3番(北川博規君)

 この1000円という額は決して高くないんですよ。ほかの県内の市と比べて決して高くない。なんですけれども大変疑問です。同じ子供たちの命を預かるという同じ価値を持った職務です。しかも同様にそれぞれに資格を有しています。であるにもかかわらず、教育政策課の雇用と児童家庭課の雇用では時給だけ見ても1000円と805円、約200円近い違いが生まれている。このことは大変不思議でもあり、矛盾を感じます。
 市長の答弁をお願いします。

市長(渕上隆信君)

 学校支援員の給与につきましては、県内自治体でほぼ同一の金額となるように設定していること。また、学校支援員は教員資格が必要であることから、賃金差があることは妥当であるというふうに考えております。
 学校支援員の給与につきましては、敦賀市の状況で下げなくてもいいというふうに考えています。

3番(北川博規君)

 下げるということは全然言ってないですよ。県内でも低いほうだと伝えています。ここに一覧表があるわけですけれども、1000円とか統一云々といいますけれども、最低1000円という感じじゃないかと思うんですね。ほかの市町はもっと高いところもある。
 それはおいといても、お聞きしたかったのは、同じ命を守る仕事で、資格を持っていて、どうして片や1000円、どうして片や有資格で805円なのか。この200円の差は一体何なのか。その部分の答弁です。

市長(渕上隆信君)

 今ほど答えましたとおりでございます。

3番(北川博規君)

 答えになってないと思います。先ほど1000円は下げる必要がない。上を下げて800円にするんじゃなくて、この200円の差は一体何で生まれてくるのか。
 先ほど教育職だからその免許を取るために云々とおっしゃいましたけれども、教員免許と保育士の資格、それだけ違いますか。どうなんでしょう。同じ命を預かって、どちらかといえば保育士さんのほうが忙しい日々を送っている。それを感じますけれども、200円の差というのは市長は妥当だとお考えになるわけですね。

市長(渕上隆信君)

 時給の差というのはいろいろあるかと思いますけれども、同じ命を預かるという意味ではお医者さんもいらっしゃいますし、いろんな方がいらっしゃいます。それを一からげにして一緒の金額にしなくてはいけないというのは、ちょっと違うかなと思います。

3番(北川博規君)

 同じ金額というよりも、余りにも800円が低いんじゃないかと。片や1000円で200円の差、これは大きいなということでのあれです。
 またそれはおいといて、同一価値労働同一賃金という言葉があります。まさに今この問題は、その部分に触れる問題だと思います。児童クラブ、保育園は人が大きな課題になっています。このことを解決しない限り、就学前教育、児童クラブは疲弊していきます。
 10月1日から最低賃金が22円上げられて754円となります。前回の議会でも総務部長は、改定する必要があるときには全体のバランスを考慮してやるんだということを明言しておられます。ぜひお伺いしたいと思います。今、見直す時期が来ていると思いますけれども、それについて御答弁をお願いします。

総務部長(刀根茂君)

 それではお答えさせていただきます。
 非常勤職員の給与につきましては、職務の内容とか職責、資格の有無を勘案するとともに、正規職員を含めた全体のバランスを考慮して定めておるという状況でございます。
 このような中、先月、地域別最低賃金の改定額が答申されたことに伴いまして、当市の非常勤職員の給与についても現在検討を行っているところでございます。
 保育園、児童クラブのパート職員につきましては、子供の成長に携わることに日々やりがいを感じていただきながら、労使双方のニーズにマッチした勤務形態により働いていただいているところでもあるわけでございます。このような勤務形態を踏まえまして、県内の自治体の同職種の状況等、幅広く検討を行いまして、適正な給与設定に努めたいと考えておるところでもございます。
 また、非常勤職員の給与の改定でございますが、先ほども議員さんが御指摘のとおり、ことしの3月議会でも私が述べさせていただきました。今、幅広く検討を行っているところでございますけれども、3月議会でも答弁させていただいたとおり、最低賃金を下回る一部の職種の非正規職員だけ上げるということでなく、全体の給与体系を見直すべき時期であるということの考え方、その方針で現在鋭意検討を行っておりますので、御理解いただきたいと思います。

3番(北川博規君)

 1点押さえておきたいんですけれども、10月1日から22円引き上げられますよね。ということは、今のお話でいうと、その検討した結果いつからというのは明言できないんですか。

総務部長(刀根茂君)

 最低賃金が10月1日から引き上げられますので、当然、本市の結果につきましても10月1日に改正ということに合わせたものだと考えております。

3番(北川博規君)

 確認させていただきます。以前にも最低賃金が上がった分だけぎりぎりのところまで上げて、また次の年、上がったらぎりぎりのところまで上げて。これは敦賀市のその部分に対する見識を疑うということになりかねない。その部分についてはいかがですか。

総務部長(刀根茂君)

 先ほども申し上げましとおり、最低賃金が上がった分だけを上げるということだけ考えているわけではございません。あくまでも職種あるいは全体のバランスを考えた中で、県内の状況も把握しながら、そういった中で検討を進めている状況でございます。

3番(北川博規君)

 恐らく何億という予算が動くことだと思います。教育という人への投資、これは予算を投入して当然だし、大きな投資だと思います。
 今回の議会を通して感じたのは、足元を大切にするという大切さです。観光も大事だし、まちづくりも大事だし。でも人という将来へ変わらぬ財産、そこへのしっかりした投資を先を見通して行っていただきたい。そのために十分なリサーチ、そして慎重でスピード感のある対応、政策決定をお願いして、私の質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。


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