1 教育委員会の説明責任について

私の考え

平成28年 12月議会一般質問報告

今回の議会では、①教育委員会の説明責任について ②西町綱引きについて ③国体への対応について という3点での質問でした、それらの質問内容についての報告をさせていただきます。
その1

1 教育委員会の説明責任について

 まず、「教育委員会の説明責任」についてですが、私としては、今何がどのように進展しているのか、あいまいな状況が続いていることに大変危機感を感じています。
それは、次の2つの視点からです。

  1.  角鹿中学校がH30年を過ぎても安全面では問題がないということの説明です。3年前まで、角鹿中学校の校舎は耐用年数がH30年までであるとする考えが中心となっていました。それによって、気比中学校との統合が議論されてきた経緯があることは、市民の多くが認知していることと思います。今、コンクリートの中性化等の診断によって、しばらくは心配がないということで、時間軸が設定されています。しかし、このことがどれだけ関係者(今後在学していく生徒や保護者、また、地域の方)に説明されてきたかというと大変あいまいなまま進んできていると言わざるを得ません。中には、「平成30までに建て替えするんじゃないの?」と感じている方も少なくないのです。そのことは、これまでの議会質問の中でも何度も訴えてきましたし、具体的な動きも要望してきました。しかし、まだそれがなされて行かない姿勢に大変不満を感じます。

     保護者への説明チャンスは十分にあったはずです。先日の教育月間中に11月14日に開催されたオープンスクール。また、12月1日に開催された新入生保護者説明会など最高の機会はあったのです。その中で、5分でも時間をとって設置者からの説明がなさされるべきだったと考えます。しかし、市教委からは、何もなされなかったのです。今回の答弁の中で、大変気がかりな発言がありました。「設置者の説明は学校長が代弁している。校長も市の職員なのだから、校長の説明で説明責任は果たされている。」といった内容のものです。正直驚きとともに、この考え方に不安をいだきました。確かに、校長は学校の管理運営を委ねられています。しかし、市全体の大きな流れに関する事柄は設置者である市当局の方針のもとに行われていますし、校長が変わろうとぶれてはならないものなのだと考えます。だからこそ、市としての責任の所在を明確にし、その責任の下に説明がなされていくべきと考えます。このことまで学校長の責任として求められたならば、校長の疲弊感は大きくなるばかりです。設置者の責任放棄とも感じられるものです。

  2.  もう一点、地域のみなさんに対して、検討委員会の審議内容などを説明する努力はどのようになされてきているのかを確認しました。
    現在「角鹿中学校区統合検討委員会」がもたれ、毎年名称を変えつつ、「検討委員会」が続いている現状にありますが、その検討内容とその内容の地域への説明責任について伺いました。これまで、角鹿中学校区統合検討委員会が2回開催されていますので、まず、その内容について伺いましたが、その中で、この検討委員会とその後設定されるであろう「実行委員会」の審議・決定内容がしっかりした流れと方針の元に行われているのか疑問も感じました。検討委員会は方針を明確にしていくものであり、一体型の小中一貫校を設立するのかどうかに焦点があるはずです。そのための通学の問題や、校舎・費用等の部分が材料として示され、方針を決定していくことが狙いであるべきです。その後の校名・制服・PTA組織・校歌問題などは、次の実行委員会での協議問題であるはずなのです。今、それが混同されて論議されないよう、注意していく必要があるのを感じます。

     9月議会でも、検討委員会のメンバーは、それぞれの地区や団体を代表して加わっている以上、そこでの協議内容や資料を持ち帰り、全体に広げさらにそれを持ち寄って協議するといった流れが大切なのだということ。そのために資料を準備し、そのことをお願いしていくことが事務局の職務であることを訴えました。それにも拘わらず、その努力がなされていません。説明責任以上に職務が果たされていないといった感を抱きます。

     また、メンバーのみなさんに、検討委員会での内容を持ち帰り、それぞれの地域や団体の声をフィードバックすることの大切さを伝えていただけたのでしょうか。未だに、そのための資料すら準備いただけないのも不思議でなりません。

     それにしても、それほど難しいことなのでしょうか。保護者の前に立ち、安全性を説明すること、また検討委員会のこれまでの審議を説明することがどうして難しいのでしょう。トップリーダーの指示がありさえすれば、それほどの時間をとらずに可能なはずですし、それだけの職員を有していると考えるのですが。

     さらに述べるならば、どうしてしてもっと謙虚に周りからのアドバイスや提言を受け止めないのでしょう。大野市では、学校再編について大変大きな問題となっていますが、本市との共通点として気がかりなのは、説明責任が果たされていないという点です。それだけに、堂々とした流れを意識して作っていっていただきたいと思います。確かに、敦賀市の場合、各地区の区長からの要望書が大きな根拠として存在しており、スタートが異なるのは事実でしょう。だからといって、要望があったからやっている、すべては地区で始末していくのが当たり前だという思いがあるとしたら、それは行政の姿勢としては間違っているように感じます。地区の学校の存廃は大きな問題であることを謙虚に受け止め、丁寧な説明によって不安の払拭をはかるべきなのだと思います。このままでは、大野市と同様に、いずれ大きなブレーキをかけなければならなくなり、さらに進行が遅くなるような気がしてなりません。大野市の問題から学ぶことはたくさんあります。対岸の火事とならないよう、真摯に見つめていくことを求めていきます。

     今、教育長、事務局長、課長が前面に立っていく姿勢が必要ですし、これから開催されていく、各小学校での就学児童の保護者説明会での説明の場の設定が不可欠なのです。

     この点についてもお願いしましたが、明確な答弁はいただけず、「すべては検討委員会の答申が出てから説明していく。」という言葉に終始しました。一日でも早く答申をオープンにしていかなくてはなりません。私からは、3月議会での議論の場を求めましたが、明確な言葉は聞くことができず、遺憾に思います。



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