パブリックコメントというもの

私の考え

パブリック‐コメント(public comment)について調べてみると、次のような解説が代表的なもののようです。

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説
行政機関による規制の設定、改廃にあたり、原案を事前に公表して国民から意見や情報提供を求め、フィードバックを行なう制度。1999年から全省庁に導入されている。具体的にはまず、省庁は、規制を行なう前に政省令案を関係資料とともにHPで公開する。次に、1カ月程度の募集期間の間に国民からの意見、情報を集め、それに対する行政機関の考え方を公表する。そして国民からの意見をくみ取った上で、最終的な決定を行なう。政策決定の過程に市民を巻き込むことから、パブリック・インボルブメントと呼ばれることもある。

今回、「敦賀市教育振興基本計画」に対して、パブリックコメント(以降PCと表記します)を作成しました。その中で、感じたことは、PC を提出するのは、結構難しいことだということです。専門家である行政の作成した施策や計画に対して、一般市民が意見を述べることは勇気のいることでもあります。ですから、どうしても気がかりな一点のみを捉えた意見とならざるを得ません。しかも、感想を求められる「問 印象」での選択肢は、「1.大変良い 2.良い 3.概ね良い 4.あまりよくない 5.よくない」であり、「問 わかりやすさ」の選択肢は、「1.大変わかりやすい 2.わかりやすい 3.概ねわかりやすい 4.少しわかりにくい 5.わかりにくい」となっています。もし、回答者が具体的な代案を持っていないとするならば、「概ねよい」や「概ねわかりやすい」とせざるを得ないのが現実なのではないでしょうか。選択肢の中に、「判断できない」という選択肢を準備するか、「具体的なご意見がない場合には、『少しわかりにくい』を選択してください」という表記をしていかなければ、どうしてもプラス(肯定的)な方向への誘導的な面が残ってしまうような気がしてなりません。

今回のPCを作成するために、ポームページ上から書式をダウンロードしようとしたのですが、なんとも面倒です。日々の生活に追われた中で、それだけの労をうとまずPCを作成するのは、かなりの無理があります。しかも、公民館や文化施設の入り口に設置されていたとしても、その場に長時間留まって、資料に目を通す市民が多くいるとも思われません。形だけのPC、うがった言い方をすれば、「市民の声を聞いた」というアリバイづくりといわれても仕方がないような気がします。
政策決定に市民を巻き込むという目的を達成するためには、やはり、選択肢等の工夫がなされるべきと考えます。



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