人のふり見て、我がふり直せ

活動報告

今日は、福井市の自治会館での「市町議会議員合同研修会」に参加し、現慶応義塾大学教授 片山善博氏 と、読売新聞東京本社編集長 青山彰久氏 のお二人の講演をお聞きしました。

どちらも大変インパクトのあるお話で、とても得るものが大きな研修会でしたが、特に印象に残ったのは、片山氏の言葉でした。

氏は、最初から結論が決まっているような審議をしている「国会」、公聴会がなんのためにあるのか分からない「国会」に対する私見を述べられた後、「では、市議会ではどうか? 同じことをやっているのではないか? それ以上に、公聴会すら開いていないのではないか?」と述べられ、「人のふり見て、我がふり直せ」と警鐘を発せされました。

また、具体的な事例を紹介しつつ、「地方議会に与党・野党はない。大切なのは、住民のために議論すること」「住民の、住民による、住民のための議論」をすべきであるとあると語られました。

確かに、この数ヶ月間でも疑問に感じたり、おかしいと思うことはあります。いろいろな面で、微妙な距離感を意識した部分もありますし、敦賀市議会でも、議会改革は大きな課題ととらえられています。行政とのよりよい関係性を構築していくことはもちろん大切ですが、それ以上に、口角泡を飛ばす議論の場は必要なのだと感じました。ただし、すべては市民のためのものであることを常に心にとどめていきたいと改めて感じた研修会でした。

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