安全と安心について

私の考え

原子力発電所を抱えている特殊性について

・原子力発電が国策として投入され、それが日本の大きな支えとなってきたことは事実です。しかも、その立地が敦賀市にとって大きな経済的な基盤でもありました。
ただ、その安全性が大きなファクターであることを考えるとき、その安全性を担保することの大切さを思います。透明性が求められるのは当然ですが、それ以上にリスクを充分に加味した対応が求められることは明らかです。不安要素は何なのか、それを解決するためにどのような対応がなされているのかを市民に明らかにしつつ、これからの在り方に注視していきたいと思います。

・再生可能エネルギーを活用した取組も求められていきます。積極的に一つの産業として定着させるための先進的な研究拠点となっていくことも大切です。

積雪時の道路整備について

 平成27年当初の積雪によって、国道8号線が機能しなくなるなど、交通網確保に対する脆弱さが明らかとなりました。現に市内の路地は車の往来も難しい状態であったのは、記憶に新しいところです。消雪装置がある所とそうでない所の差には大きなものがあります。除雪対応の優先順位があるのは当然のことではありますが、朝一回のブルドーザーの導入によって、ライフラインが確保される箇所も少なくないはずです。
 優先順位の規定を明らかにし、それ以外の場所にはある程度の共助と自助を求めつつ、最低限のライフライン確保と見通しを示していくことが、説明責任として求めらます。
何よりも、毎年の降雪を覚悟する街であるだけに、同じ反省を繰り返していてはなりません。各町内毎に小型の除雪機を提供し、操作担当者の講習を行う等の手だても求めらるのではないでしょうか。何よりも、行政・地域・業者による話し合いや共通理解の場が早急に求められます。

医療・介護の安定について
  • 私は敦賀病院によって命を救われました。緊急の手術は県立病院でしたが、敦賀病院医師の的確な判断によって今の私があります。そう考えるとき、市立敦賀病院の設備の充実はもちろん、大切なのは判断力に優れた医師の存在であるように思います。敦賀病院だけではなく、民間病院・医院も含め、核となる専門医が市内に存在することが、市民の安全・安心な生活に直結していくのです。
    優れた医師・看護師・薬剤師・療法士の確保が喫緊の課題です。
    そのためには、職場として、また職業としての魅力がなければなりません。その第一は、なんと言っても、給与・賃金なのではないでしょうか。人材確保の方針と手だてについて見通しをもった取組みを求めていきます。

  • 介護の充実について
    父は5年の介護を受けました。介護の大切さと素晴らしさに触れた期間でもありました。
    核家族化が進む今、在宅介護が老々介護となりつつあります。それだけに、施設を含め、介護の問題は、市民の安心な生活に直結しています。
    地域包括ケアシステムが進みつつあり、医療・介護が自宅を中心として行われていくことになります。それは、今ままでの、私たちの考え方を根本から覆すものでもあります。現在の敦賀市の介護の体制と今後の介護者の増加見通しを明確にし、これからの計画性のある手だてが必要なのです。