求められる適正

教育

 先日行われた県立高志中学校の入学者選適性検査、小学6年生545人が受験し、定員90人に対する倍率は6.07倍。同じ敷地内で中・高6年間を見通した教育を行う県初の「併設型中高一貫教育校」で、原則全員が高志高校に進学するというのだから、希望者が多いのも頷けなくはないが、興味深かったのは、その入試問題である。
国語、算数、理科・社会に相当する3種類の適性検査だが、その内容は、これまでの入試とは異質のものであった。
 入試のイメージは変化しているし、「入学者選抜適性検査」である以上、求める「適正」は学校によって違いがあるのは当然である。
 高志中学校の求められる適正が今回の問題に見えたのも確かで、適性検査1(国語)の文字数は約5,000文字、適性検査2(算数)には、四則演算問題の姿は見られなかった。適性検査3(理科・社会)に掲載された図表・非連続テキストは10を超えていた。しかも相当数が思考問題・記述式で、中3の生徒であってもかなりのエネルギーが求められる問題であった。
 そこで求められる「適正」が全ての高校に当てはまるものだとは決して思わない。それぞれが独自の適性検査を行う時代が求められるのかもしれない。
 大切なのは、私たちは高校の求める「適正」にどう向き合うかということなのだろう。無視はできない、しかし我々の求めるものはそれが全てではない。



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