成人式に

雑感

日曜の午後は「プラザ萬象」で催された成人式に来賓として参列しました。
今年の敦賀市の新成人は663名、会場に集った女性の大半は晴れ着姿で、会場の左側にびっしりと座っている姿はステージから眺めてまさに圧巻でした。謝辞を含め実行委員の段取りのすばらしさを感じつつも、ニュースで目にするような袴姿に目立った髪型の男性もいて興味深く観させていただきました。前列に10数名が陣取り、その周りは空席で、日の丸と大きなハリセンを手にしたメンバーのいる一角がスッポリと浮いた感じでもありました。残念だったのは、教育委員長の式辞や市長の祝辞、そして代表者の謝辞の間も、ずっと私語やクスクスという笑い声が絶えなかったことです。成人したとは言えまだ大人になりきっていないことに寂しさを感じると同時に、二十歳になってもそんな形でしか自分の存在をアピールできないでいることを不憫(ふびん)に感じた時間でもありました。来賓の中には、「あの子たち私は知ってるわ。粟野の子やわ。」と聞こえよがしに(?)口にする方もいたのは事実ですが、人ごとのような言葉ではなく、「そんな二十歳の若者たちを育ててきたのは私たちなんだということを分かっていてほしいと強く感じた時間でもありました。
 直接観てはいないのですが、その後の「新成人企画のアトラクション」は大いに盛り上がったと新聞には書かれていました。