2015年1月

夢と期待と

雑感

 先日、市内中学生リーダー会を持ちました。気比付属も含めて6中学校の生徒会代表者3名ずつが一堂に会しました。中には残念ながらインフルエンザの関係で参加できなかった生徒もいたのですが、ほとんどが生徒会長と副会長でした。それまでに2回の生徒会担当者の打合会をもってはきたものの、初の取組ということもあって不安もあった訳ですが、その中で、「市内で統一したSNSに対するルール」を決めていこうという方向性が示され、1時間30分は、とても有意義な時間となりました。その中で、特に感じたことが2つありました。
 一つは、事前に決定していたとは言え、議長として会の進行を司ったS中の河端さんのすばらしさです。焦点のぼやけた意見には、きちんと内容を確認し、全体に停滞したムードが感じられると各学校での話し合いの時間をとり、流れから外れることのないよう、しっかりとガイドする姿に感心させられました。
 もう一つは、「集団の質の大切さ」でした。力のある生徒たちであることは大きな要素ではあったのは間違いないのでしょうが、自分の言葉がしっかりと受け止められて、次の意見につながっていくという安心感の中で、実に伸び伸びと話し合いに参加していました。一つの世代のリーダーたちのすばらしさと、敦賀の未来に夢を感じることのできた時間でした。焦ることなく、しっかりと成就感を持たせ、継続的な取組になっていくことを期待したいと思います。


いのちに

雑感

先週の木曜に自宅へ戻って、仏壇の前に行くと、母が待っていた。
(92歳の母だが、朝夕それぞれ2時間を仏壇に手を合わせてお経を詠むのが日課となっている・・・・)
「明日は何の日か覚えとるか?」という問いに、父の命日でもないし・・・・と考えあぐねていると、「明日は、あんたが7年前に手術した日や。」「忘れたらあかんで」と、ぽつぽつと言葉を継いだ。部屋へ戻ると、家内が待っていたように11日がおじいちゃんの命日、14日がお葬式、15日が敦賀病院へ戻った日、16日が救急車で県立病院へ運ばれて、夕方から緊急手術した日・・・・とカレンダーの日付を指で押さえながら話し出した。おそらく昼食を摂りながら、二人で7年前の話をしていたのだろう・・・。手術終了までの10時間の様子を振り返る時には目頭を押さえていた。
 7年前・・・それは私にとっては、生きるということを考えさせられ、生きていることを感じさせてもらった時だった。
 そう言われると、ICUでの5日間の辛い日々やもどかしい3ヶ月の入院生活の様子が蘇ってくる。
 退院が3月29日、全てがギリギリのリスタートだった。階段を上がることにすら息苦しさを感じながらも、西浦の子どもたちからエネルギーをもらったことも思い出される・・・・
「父がくれた一日」のおかげで、今の自分がある。
ほんのわずかな時間の中、「生かされた命」という言葉、「悔いなく生きていかねば」という思いが染み通っていった。


成人式に

雑感

日曜の午後は「プラザ萬象」で催された成人式に来賓として参列しました。
今年の敦賀市の新成人は663名、会場に集った女性の大半は晴れ着姿で、会場の左側にびっしりと座っている姿はステージから眺めてまさに圧巻でした。謝辞を含め実行委員の段取りのすばらしさを感じつつも、ニュースで目にするような袴姿に目立った髪型の男性もいて興味深く観させていただきました。前列に10数名が陣取り、その周りは空席で、日の丸と大きなハリセンを手にしたメンバーのいる一角がスッポリと浮いた感じでもありました。残念だったのは、教育委員長の式辞や市長の祝辞、そして代表者の謝辞の間も、ずっと私語やクスクスという笑い声が絶えなかったことです。成人したとは言えまだ大人になりきっていないことに寂しさを感じると同時に、二十歳になってもそんな形でしか自分の存在をアピールできないでいることを不憫(ふびん)に感じた時間でもありました。来賓の中には、「あの子たち私は知ってるわ。粟野の子やわ。」と聞こえよがしに(?)口にする方もいたのは事実ですが、人ごとのような言葉ではなく、「そんな二十歳の若者たちを育ててきたのは私たちなんだということを分かっていてほしいと強く感じた時間でもありました。
 直接観てはいないのですが、その後の「新成人企画のアトラクション」は大いに盛り上がったと新聞には書かれていました。


支える言葉

思い

 誰にも『自分を支える言葉』というものがあります。そのことばが、くじけそうになったとき、迷ってどうしようもないときに背中を押してくれたという経験が、私のような歳になると幾度かあるものです。
 その中のひとつを紹介しておきたいと思います。

この中にも吹奏楽部の人や、ピアノやギターといった楽器を習っている人もたくさんいることと思います。
私も、音楽が好きで、中でもオーボエという楽器が好きで、大学時代には先生について習っていたことがありました。オーボエという楽器、オーケストラの音色を決めるといわれる程に音色が大切な楽器なのですが・・・・

 毎日が、ロングトーンとスケールの連続、大学生活の自由な時間の大半は、そんな練習に費やしました。自分では一所懸命、単調な練習を何ヶ月やってもなかなか自分の求めている音色が出ない。
 そんなある日、しびれを切らして先生に尋ねました。
「どうして、先生のような音色が出せないのですか? 私には能力が無いのですか?」と
すると、先生はこう返されました。
「いい音を出そうと思って、すぐに出せるほど世の中甘くないよ。やろうと思っても、結果的にやれるかどうかなんてわからないものなんだ。でも、一つだけ確かなことがある。それは、どんなにことでも、たとえそれがどんなに簡単に思われることでも、やろうとしなかったら、絶対にできないということだよ。」
「やろうとしなければ、絶対にできない。」この言葉が、私を支える言葉となって残りました。
 人はいろいろなところで迷い、壁にぶつかるものです。そういうものなのです。でも、そのときに、先を見通したつもりになって「どうせダメだから」と、避けていくか、それとも、「とにかく、やってみようと一歩踏み出すか」、それによって、その人の価値は決まってくるのだと思うのです。
 さあ、新しい年、君たちにとって、私たちにとって「進むべき道に、一歩踏み出す年になることを期待し、応援しています。」



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