2013年6月

授業に その4

授業,学習・学びに

 再度、感じたこと、大切にして欲しいこと、確認しておきたいことを何点か挙げます。
(1)「勝手な発言」と「つぶやき」を混同しないこと。
 教師の言葉に対して、連想したり、思いついた言葉を咄嗟に口にする生徒がいます(時にはウケを狙って)。それは「勝手な発言」です。漫談をしているかのような反応の早さ、テンポとノリのよさで、笑いが起こり、いい雰囲気の授業なんだと勘違いしてしまうこともあります。しかし、それはえてして間違った認識です。
 一方で、子どもたちのつぶやきは大切です。一つのつぶやきによって授業の核心に迫ることができたという経験はだれしもあるものです。
 「勝手な発言」と「つぶやき」その違いは簡単です。『真面目に課題に向かっているか』ということなのだと思います。授業はもっともっと真面目なものなのです。そこには知的な面白さが漂っていて欲しいのです。
 勝手な発言や私語を認めていくことが、バタバタ感をもたらします。勝手な発言なのに、たまたま授業にヒットした時だけは取り上げるといったムシのいい姿勢はやめましょう。

(2)「本時の課題」と「本時の目標」と「問題」と・・・
   ○「本時の目標」 ・その時間に達成しうるだろうと考える「ねらい」を具体的に表したもの。
   ○「本時の課題」 ・この時間に解決・達成していこうとしている内容
            ・私たちが枠で囲い、明確に示そうとしているのはこれ!
   ○「本時の問題」 ・課題を達成するために、突破口として提示する(考える)材料
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※ うるさい環境(無駄な音が耳に入ってしまう環境)の中では、心は育ちません。
   休憩時間の奇声・大声は無くしましょう。定点指導の中で、是非注意をして下さい。
   ○不要な言葉、必要以上の大声、必要のない奇声は学校には似合わないものです。
※ 学びを共有するための言葉・・・・・・使ってくださっていますか? 一人称複数
    「私たちが今考えようとしているのは・・・」
    「私たちが解決しようしているのは・・・」等 是非使って下さい。
※ 忘れ物をしている生徒に対しての指導の術は持ってくださっていますか?
  準備できていない。→「あなたが悪い!」→「自業自得ですから1時間ボーッとしていなさい。」
  これが毎時間続くようでは、教育的ではありません。


授業に 3

授業,学習・学びに

 授業を参観させていただいて、感じたこと、大切にして欲しいこと、確認しておきたいことを何点か挙げます。

  • 全体を視野に入れること。
    生徒が集中している授業で、その空気を生み出しているのは、指導者の迫力です。
    それは、教室内の全ての生徒たちを視野に入れていくのだという迫力です。

  • 生徒と共に学んでいく空気を作ること。
    その時に大切なのは、一人称複数の言葉を口にしていくことだと感じます。
    「私たちが今考えようとしているのは・・」
    「私たちが解決しようしているのは・・」等 是非使って下さい。

  • 授業開始時のルーティンを大切にすること。
    ・姿勢について・・・椅子の位置、身体の向き、
    ・準備物について・・・不十分な子はいるものです。その対策を練って臨みましょう。

  • ノート指導を大切にすること。
    ノートの姿は、日常の授業の姿です。教科で、ノートについて約束はできているのでしょうか。
    ノートのもつ機能として ①練習帳的機能 ②備忘的意味 ③整理保存的機能 ④探求的機能 があります。ノート指導とは、①②を基礎にして、③④へ発展させることであると言われています。

    (東井義雄 「村を育てる学力」より) 
  • 板書計画を立てて授業に臨むこと。 板書については、以前も述べましたが・・・
    板書を見れば、その授業の流れや学びが伝わってくるものです。計画的であって欲
    しいものです。それが生徒にすり込まれていくものだと思うのです。

  • 中心発問をもって、授業に臨むこと。中心発問があり、それに至る流れの中で、考えさせる問いは練られていくのだと思います。「質問が簡単すぎる」のは、授業をつまらなくします。全員に参観してもらいたい思う授業があります。見つけて下さい。

子どもの思考の経路や、発展や苦しみの経路が分かるようなノートを子どもたちにかかせるべきだと思うし、また、そういうノートが自然にできるような授業を教師はすべきだ。                 

齋藤喜博「授業の展開」より

発問とか確認とかのない、無意味な形式的な板書をしている授業では、板書しているときに教室に空気ができてしまうものである。教師は一生懸命板書しているのだが、その間、子どもは何も考えていない。ぼんやりと板書が終わるのを待っているだけである。板書が全員に響いていかないからである。

齋藤喜博「授業の展開」より

動から静へ

学校行事

 全力プレーを随所に感じることのできた体育大会。行事続きの中、短時間集中で創り上げた素晴らしい色別演技に感動しきりです。また、私たちの総合力(同僚性)を確認することができたのも大きな成果です。
 色別演技の中からは、生徒たちの価値観が見えてきます。
 ※二つの対立する留価値観・ジレンマ
   ・人間対自然
 ※自分の乗り越えねばならないハードルとの葛藤
   ・生き方 夢に向かって
   ・絆
 ※価値に気付いていく自分の高まり
   ・個人技と絆
 不易のものとして、生徒たちはこれらの価値観を持っていることを改めて感じ、その点でも私たちにも大きな夢と自信を与えてくれました。

 多くの方が口にしているように、一つの点としてのイベントで終わらせてしまってはなりません。そのためにも、成果を認め、肯定観を高めつつも、しっかりと次につないでいく仕掛けを探っていかなければなりません。
 今こそ、「静と動」の大切さを訴えていきましょう。


「構え」をつくる 

学校

 各学年、大きな行事を終え、中間テスト、体育大会という次の目標に向かおうとしている今、再確認していくべきことがあります。
 それは、一つ一つのことに対しての『構え』を意識づけていこうということです。
 例えば、「帰りの会」を眺めたとき、自分の学級は「帰りの会として成立しているのか?」と問いかけて欲しいのです。

○流れは分かっているのか? そのプログラムで自ら動いているのか?
○準備はなされているのか? ICCノートは全員が整えているのか?
○授業と同様に、スタートの体勢を整えているのか? 指導はなされているか?

「帰りの会」はリズムを整える大切な時間です。翌日の予定と内容を確認できな
くて、家庭学習云々を意識できるはずがないのです。

 生徒たちは、姿勢にしても、意識にしても、学校という集団の中ではどうしても易きに流れようとするものなのです。だからこそ、是非、意識してください。


与えられた 100,000分

学校行事

 いよいよ体育大会の色別演技の練習がスタート。
 準備された12時間、各色が170人強とすると、練習に準備された時間は延べ10万分を優に超えることになります。
 この膨大な時間を有効に活用する為のリーダーたちの苦しみは、相当なものであるに違いありません。最終的に一人ひとりが目的意識をもって動くことを求める以上、下準備はかなりのものだと思います。
 あくまでも主役は生徒たち。しかし、いつでも相談にのってあげる為の門戸は開いておいてください。「共に創り上げる」というよりも、この機会に育て上げるために、肯定感を高めるために・・・。
 私たちに今必要なのは、体育大会という大きな行事の中に埋没してしまいそう
な生徒や押しつぶされそうな生徒を支えることすくい上げることです。
 ボーっと眺めているのではなく、しっかり見つめていきましょう。



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