こぎ出し

雑感

 初々しさの残る新入生の姿、全てが新しく新鮮な中、こぎ出しのペダルの重さを感じています。しかし、この重いペダルも私たちの課題としてしっかりと受け止めて行かなくてはならないのです。
「重い、重い」と口にしてもその重さが軽くなるものでもありません。術は一つ。みんなでそのペダルを少しでも軽くするために、こぎやすくするために力を合わせること。全員がペダルに足を載せることはできなかったとしても、ある者はギアにグリスを、ある者はこぎ手に水を、ある者は前の小石の取り除きを、そして何よりもみんなの勇気を合わせることが求められるのです。
 膿は出し切らなくてはなりません、絞り出す強烈な痛さがあったとしても・・・・
 支えの原点は教師であるという我々自身の中にあります。