時は戻ってこない 平成25年度 始業式に

子どもたちへ

 この大切な日に、みなさんに伝えておきたいことがあります。
それは「時は戻ってはこない。」ということです。
人は、何も感じずにぎた時を取り返す術を持ちません。
平成25年4月8日のこの瞬間は二度と戻ってこないのです。それぞれの14歳、15歳の1年間は二度と戻ってこないのです。
 人は、いつの間にか過ぎ去っしまったことを、後になって「あの時、もっとしっかりと考えていればよかった」とか「あれが最後だったんだ」と後悔することの方が多いのかも知れません。それは悲しいことですが、私たちはそんなことをたくさん経験します。
 例えば、卒業したあの3年生とともに704名で歌った校歌はもう二度と聞くことができません。
 あのときの学級の仲間との時間や合唱はもう二度と戻っては来ません。
あの先生と、あの仲間との生活は二度と戻ってこないのです。
 だからこそ、「今」を、大切にして真剣に生きなければならないし、そうありたいと思うのです。
 今、みなさんは幸せな瞬間にいるのです。それは、平成25年度は、これから始まる1年だからです。平成25年度が素晴らしい年になるのは全て今からの皆さん自身にかかっているのです。
 平成25年度もいずれは過ぎていってしまいます。だからこそ大切に、悔いのない1年にしていきましょう。