期待

学校

今日は、全校の諸君に話をする今年最後の機会になるだろう。
今年はよい年だった、来年も頑張ろう、素晴らしい年にしようと呼びかけて終わるのはたやすいことだし、そうしたい思いは強いです。
しかし、悔いを残さないために、君たちに、特に3年生諸君に伝えておきます。
もしタイトルをつけるのであれば、「期待」なのでしょう。

君たちと出会って9ヶ月、君たちは常に私の期待する以上のものを見せてくれたし、感じさせてくれた。特に3年生には信頼できる素晴らしい3年生であるという思いは、おそらく先生方共通の思いでもあるに違いない。
しかし、昨日 20日(木)6限眼の生徒集会での君たちの姿はどうだったろう。

図書委員のみなさんはステージの上で、精一杯のパフォーマンスを見せてくれた。原稿も見ずあれだけの内容をしっかりとアピールするためには相当な時間をかけたものであることは容易に感じることができました。
しかし、その後のクイズの時の君たちの姿はどうだっろう。忘れもしない第一問。
「鍵のかかった部屋」の主演は誰なのかという3拓の問題。その中で、君たちのほとんどは1番の大野智に手を挙げた。しかし、次の瞬間の君たちのとった行動は、腹立たしいものだった。「不正解だった人は座ってください」という指示に対して、正解者だったにもかかわらず、多くの人が腰を下ろした。特に3年生の8割近く、いやもっと多くの諸君が正解であったのに腰を下ろした。周りをキョロキョロと見回しながら腰を下ろしていく姿はみっともなく、まるで「めんどうくさいことやっていられない」とでもいうような態度は、腹立たしいものでありました。
これは間違っています。

この瞬間、君たちはいろいろな信頼を裏切ったのです。

何よりまず、一生懸命委員会の発表している図書委員の信頼を裏切りました。

2つめには、1・2年生の後輩諸君の信頼を裏切りました。そんな態度をとる後輩がいたのであれば、「なめた態度をとるんじゃない。ふざけるな!」と たしなめるのが3年生がとるべき態度だったはずなのです。もしも「あれでいいのか」と勘違いする後輩が生まれたとしたら、その人の生き方にすら影響を与えるものであるに違いありません。

3つめには、自分を裏切りました。躊躇しながらも、周りの動きに自分を委ねた行動には、自分自身の尊厳を捨てるものであり、自分に対する信頼も裏切ったのかもしれません。

4つめに、何よりも君たちを育ててきた多くの人、多くのものを失望させる姿でもありました。

人とは、弱いものなのです。だから、しっかりとした自分を持っていないと、周りの雰囲気に流され、低い方、楽な方へと流れていくものなのです。
自分もまた弱い存在なのだと気付かせてくれたという点では、大きな意味のある時間だったとも言えるのでしょう。

明るい話題で締めくくります。
今、生徒会が大きく動き出しています。3歩目となった「生徒会だより『あしあと』」や部活動単位での挨拶運動からは、躍動する力を感じ、私の大きな楽しみです。精一杯応援していきます。

明日からの冬休み、多くの時間が君たちに委ねられます。
3年生諸君はもちろん、一人一人が、自分としっかり向き合い、しっかりとした自分を持った生活を送ってくれることを願っています。



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