精一杯井戸を掘る

雑感

 今週から、いよいよ合唱コンクールモードに入り、始業式に話した「井戸を掘るとき、先ず泥水だろう」という言葉が大きく迫ってくる。
 合唱を完成させていく過程で、必ず泥水に出逢う。最初からきれいな水に出逢うとしたら、それは「まやかし」であると考えた方がいいのだろう。
 泥水の先に透き通った水が待っているとは限らない。でも、掘るのを止めてしまったら、井戸は役目を果たさず、きれいな水にも巡り会えない。
 担任として別の種類の泥水を感じるのも合唱コンクール。苦しさはある。・・・・でも、その先に待っているのは、担任でしか味わえない最高の水である。