「ピグマリオン効果」(願うことによって叶えられる)

教育

 ギリシャ神話 「ギリシャのキプロス島に、ピグマリオンという彫刻の上手な王様がいました。ある時から、王は自身が象牙に刻んだ理想的な女性の彫刻像に恋をしてしまいました。『この彫刻像を生きた女性に変え、妻にしたい』と祈っているうちに、愛と美の女神アフロディーテがこの願いを聞き入れ、その彫刻に命を与え、人間にした。」からヒントを得て、ハーバード大学のローゼンタール教授が名付けたもの。
教師の生徒に対する期待や態度が、生徒たちの知能や学習の意欲に大いなる影響を与えるという現象(※)
(※)小学校の子どもにテストを受けさせた後、20%の子どもたちを無作為に選び、「この子たちはここ一年間で伸びる可能性がある」と担任教師に報告した。一年後に再びテストをしたところ、その子たちの成績は本当に上がっていたという。現象。
 議論も多い「理論」ではあるものの、ちょっと周りを見回せば、ピグマリオンはたくさんいます。「あなたなら、できる」と「あなたでも、できる」たった二文字の違いの大きさ、「期待されることの大きさ」を思います。
 対局に「ゴーレム効果」なるものがあります。