雪解け

雑感

 雪がようやく解けて、久しぶりに見るグラウンドの土に、春が近いのを感じます。
この時期によく耳にするのが「時期が来たら溶けるのに、除雪のあの苦労は何だったんだろうね・・・。」という言葉です。雪に悩まされたあのときの状態と今を比べると、あの時には生活を守るためにとにかく除雪が必要だったという事実を受け入れながらも、そんなぼやきも出てきます。
 でも、それが北陸・敦賀に住んでいる私たちの宿命なのでしょう。その分、雪の怖さとともに雪の美しさを体感できる幸せもあるはずです。知らず知らず、そんな思いが心の中に宿っていく、それが「観」であり「感性」というものなのでしょう。
 いい春を迎えたい。そのための山越えです。