合唱

合唱

 合唱を聴けば、その集団がどんな集団なのかを知ることができます。少なくとも、伸び伸びと声を出し、みんなが一つになって歌うことのできる集団は、悪い集団ではないのです。
 では、自分の声が出しづらい(合唱がしにくい)集団とはどんな集団なのでしょう。
自分だけ声を出したら恥ずかしいとか、後でみんなにからかわれる。」なんて集団では、絶対に声は出せません。さらに誰かに遠慮したり、顔色をうかがっているような変な力関係の残っている集団では、形だけの合唱で瞳に輝きは生まれません。そんな人間関係のドロドロしたものがいろいろな姿になって現れてくるのが『合唱』なのでしょう。たった一人の仲間のしらけた態度が、あっという間に全員の合唱を台無しにすることだってあるのです。そんな意味で『合唱』は集団のエネルギーのバロメーターなのです。
たかが合唱です。しかし、その合唱が完成するまでには大きなドラマがあるはずです。
「一人ひとりが声を出せば立派な歌になるじゃないか…?」 確かにそうなのです。しかし、それが意外と難しいのです。「自分が精一杯声を出して歌えば、クラスの仲間はそれ以上に頑張ってくれる。」「だから、自分ももっと頑張らなくては…。」そこまで一人ひとりが高められるかどうかなのです。子どもたちの創り上げる合唱をとても楽しみにしています。頑張れ!!