2009年6月

挨拶の根っこ

学校

  • ある少女と目が合った。照れくさそうに柔らかな笑顔がこぼれ、口元が「おはようございます。」と小さく動いた。こちらもやさしく「おはよう。」と応えた。
  • ある少年は、つかつかと歩み寄り、すっと足を止めた。両足を揃え、背筋を伸ばして、元気な声で「おはようございます。」としっかり礼をした。こちらも大き な声で「おはよう。」と返した。

 このどちらも、さわやかな朝にふさわしい挨拶だと思うのです。でも時に、周りの挨拶の声のシャワーを浴びながらも、無視して通り過ぎていく子にも出会います。その時思うのです。「この子も挨拶の根っこをもっているのだけれど、挨拶のシャワーが苦手なのだ。この子の挨拶の根っこは朝露のように繊細なのだろう。」と……。
 朝の子どもたちは、心にいろんなものを抱えて登校してきます。それらを一旦自分なりにしまい込んで、「今日も頑張ってみよう。」といった思いをいろんな挨拶で表現してくれます。その姿はけなげで、美しくもあります。「精一杯応援してあげたい。」と元気がわいてくる。


色別演技

学校行事

 体育大会の色別演技の時の感動がまだ残っています。
 リーダーを中心に練りに練った色別演技全体から、子どもたちのもっている問題意識・課題意識。そして、それに立ち向かっていくのに必要不可欠なものは何なのかを教えてくれたように思います。
 どの色にも共通していたのは、『闘い』や『葛藤』です。平和な暮らしや豊かな自然に立ちはだかる「敵」。それは、「自分自身」「病気・けが」「破壊」でした。
 そして、そんな「敵」との闘いに勝利し、元の平和を取り戻すために力となるのは、「仲間・友情」「家族愛」「団結」でした。
 子どもたちは、これまでいろんな機会に学んだ知識や価値観をもとに、現代社会の矛盾や課題に気づき、それに対抗し闘うためには何が力となるのかを、彼らなりに見つけたのです。
 このような積み上げが、本校の使命でもある『よりよき社会人・よりよき世界人』の育成につながっていくものと思います。
 ただ、ハッピーエンドを迎えるためには、彼らが乗り越えるべき課題は大きく、行動していく力もまだ十分ではないのかもしれません。その力をつけるために、がんばれ! 松陵中生。



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